SBI証券と400F、資本業務提携に向けた基本合意
株式会社SBI証券とその子会社SBIマネープラザ、さらに株式会社400Fは、資本業務提携に向けた基本合意書を締結しました。この提携により、オンライン及び対面での金融サービスを強化し、それぞれの企業の価値向上を図ることを目的としています。
提携の目的
SBI証券は、顧客中心の経営理念のもと、1,400万を超える顧客を有するオンライン総合証券です。業界最低水準の手数料で豊富な金融商品を提供し、幅広い顧客ニーズに応えています。また、SBIグループとの連携を強化し、質の高い金融サービスを実現しています。SBIマネープラザもその子会社として、多様な金融商品を取り扱い、特に対面でのサービス提供に強みを持っている企業です。
一方、400Fは2017年に設立され、自社でお金のプロを抱えるFinTechスタートアップであり、オンラインでの金融商品や不動産の仲介サービスを展開しています。これらの強みを結集することで、3社はシナジー効果を狙い、より良いサービスを顧客に提供していく計画です。
業務提携内容の概要
提携による具体的な施策は以下のように整理されています。
投資相談サービスの強化
SBI証券と400Fは、既に共同で実施しているオンラインでの投資相談サービスを拡大します。お客様からの高評価を受けて、400Fの資産運用アドバイザーとの相談環境を整え、SBI証券の取引安全性やサービスの利用法についてより安心して相談できる体制を整える予定です。SBIマネープラザでも対面式の相談サービスを強化し、顧客サポートをより充実させていきます。
企業価値向上に向けた連携
400Fは金融機関との顧客体験向上ツールを提供しており、これをSBI証券で活用するだけでなく、グループ内の金融法人にも展開していく計画です。生成AIやデータ分析を駆使したサービスによって、顧客とのコミュニケーションを最適化します。
共同マーケティングの実施
また、400Fが運営する「オカネコ」や「オカネコマガジン」を活用し、個別の顧客ニーズに応じたマーケティング活動を共同で行うことも合意しています。これにより、SBI証券のデータドリブンな金融サービスの充実を図ることが期待されます。特に、400Fの分析ノウハウを活かし、よりパーソナライズされた投資情報を提供することが目指されています。
さらなる発展を目指して
今回の資本業務提携は、関係当局の了承を得た後、400FがSBI証券の連結対象となる予定です。これにより、顧客へのサービスはさらに強化され、彼らがより良い資産運用を行うための支援がなされるでしょう。3社は今後も協力し合い、金融サービスの革新を見据えた取り組みを続けていきます。これからの展開に大いに期待が寄せられます。