New Relicが初の完全統合デジタルエクスペリエンスモニタリングを発表

完全統合型デジタルエクスペリエンスモニタリング

New Relic株式会社は、デジタルビジネスに特化した可観測性プラットフォームを提供している企業で、最近業界初となる完全統合型のデジタルエクスペリエンスモニタリング（DEM）ソリューションを発表しました。この新しい取り組みは、企業が顧客のデジタル体験を徹底的に可視化し、迅速に問題を特定・解決できるようにすることを目指しています。

New Relic DEMの概要

新しく導入されたNew Relic DEMは、モバイル、ウェブ、AIアプリまで、様々なプラットフォームを網羅しており、ユーザーが直面する摩擦点を速やかに特定するための支援をします。これにより、企業はアプリケーションのパフォーマンスを最適化し、中断を未然に防ぐことが可能になります。

新機能には、New Relic Mobile User JourneysやNew Relic Mobile Logs、そしてSession Replayが含まれ、これらを活用することで企業はすべてのタッチポイントで高品質なデジタル体験を提供します。これにより、顧客の満足度を向上させることが期待されます。

デジタル体験の重要性

デジタル体験が中断されると、顧客満足度の低下に繋がり、結果としてカート放棄や悪いレビューを招く可能性が高まります。このような事態は、コンバージョン率の低下や収益損失に直結するため、企業にとって十分な注意が必要です。

New Relic DEMは、ブラウザ監視、モバイル監視、外形監視などの機能を統合し、一つのプラットフォームで提供する唯一のソリューションです。これにより、企業は顧客体験の全体像を把握し、問題が発生する前に対処できるようになります。

AI技術の導入とその影響

今日、AI技術は急速に発展しており、企業はその導入に対してプレッシャーを感じています。しかし、AIが必ずしも正しい結果を出すとは限らず、誤った応答がブランドに悪影響を及ぼす可能性も考えられます。

New Relic DEMは、AIアプリケーションにおいても実際のユーザーインタラクションをモニタリングし、誤った応答を素早く見つけ出すことができるため、安心してAIを導入できます。このような機能は、企業が無駄なトラブルを回避し、顧客に対して一貫した体験を提供できるようにします。

New Relicの取得できるインサイト

New Relicの提供するDEMでは、ユーザーの行動を詳細にトラッキングすることができ、問題の根本原因を速やかに特定し、解決策を見出すことが可能です。特に、セッションリプレイ機能により、ユーザーの行動の再現ができ、どの部分に問題があるのかを視覚的に把握することができます。

「どの企業も顧客の不満に悩まされたくはない」と、New Relicの最高製品責任者Manav Khurana氏は述べています。DEMとAPMを組み合わせることで、ユーザー経験の持続的な向上が期待でき、業務の円滑化にも寄与するでしょう。