札幌国際大学で保育の魅力を体験しよう
2023年10月27日、札幌国際大学および同短期大学部にて「わくわくイベント」が行われました。この特別なイベントでは、保育職の人材不足を解消するため、若い世代や社会人に向けた魅力的な体験が提供されました。イベントには、NHKの人気キャラクター「わくわくさん」や、著名な絵本作家あべ弘士さん、そして子ども向けの音楽活動を行う山田リイコさんがゲストとして参加。彼らの登場により、参加者は保育の楽しさを存分に感じることができました。
保育体験で可能性を広げる
保育職に興味のある中高生たちは、実際に園児たちとふれあいながら、保育の楽しさややりがいを体感しました。「わくわく保育体験」では、わくわくさんと共に園児と工作を行い、参加者たちは思い出に残る交流を楽しみました。イベントの初めには、山田リイコさんと一緒に歌を歌いながら体を動かし、楽しい雰囲気で始まりました。その後は、わくわくさんとの的あてゲームづくりに挑戦。中高生は園児と仲良くなり、全員が一体感を感じることができました。
参加した中高生からは、「子どもとかかわって楽しかった」という感想が上がりました。彼らは、保育職の魅力を強く実感し、「自分も保育の道に進みたい」との夢を抱くようになったようです。
現役保育者も参考になる実践的な内容
今回のイベントでは、札幌国際大学の安井政樹准教授が、保育の重要な要素を強調しました。「保育は、歌や工作遊びを通じて子どもたちを育てることが大切です。この体験が、中高生に将来のキャリアの種をまく機会になればいいと思います。」と語り、特にコロナ禍で直に体験する機会が制限されていた中高生たちには、大変貴重な経験となりました。
ランチ交流で保育のリアルを学ぶ
イベントの後半には、参加した中高生が保育を学ぶ在校生と共にランチを楽しみました。この交流を通じて、保育の学びや学生生活について意見交換が行われ、参加者たちには新たな視点がもたらされました。実際の学生生活に触れることで、教育の現場に対する理解が深まりました。
特別講演で新たな視点を得る
午後には、絵本作家のあべ弘士氏による特別講演が行われました。「動物園の見方」や「動物の描き方」に関するワークショップが用意され、保育にまつわる新たな視点や創造力を学ぶ素晴らしい機会が提供されました。
また、併せて再就職・社会人向けの相談会も行なわれ、保育業界でのキャリアを模索する方々に支援の手が差し伸べられました。参加者たちは、保育職への移行や再就職に関する情報を得ることで、豊かな未来を描く足掛かりとなった様子です。
帯広でも同様のイベントが予定
今後、11月2日には帯広ひまわり幼稚園にて、同様の保育イベントが開催されます。本学と帯広大谷短期大学が共催し、地域社会との連携を模索しながら、保育の魅力を広める活動が進められています。
最後に、本事業を担当する深浦尚子教授は、中高生たちが幼児と接することで、保育職の重要性を感じる体験ができると意義を強調しました。札幌国際大学は今後も、地域との密な連携を元に保育士の確保を強化し、保育の魅力を幅広く発信し続けることを目指しています。