虐待防止フォーラム
2020-12-03 17:32:03

子どもの権利を守るための新たな社会を考えるフォーラム

厚生労働省主催「子どもの虐待防止推進全国フォーラム」の概要



2020年11月29日、厚生労働省が主催する「令和2年度子どもの虐待防止推進全国フォーラム」が開催されました。このフォーラムは、子どもたちの権利を守り、虐待のない社会を目指すことを目的とし、オンラインライブ配信されました。フォーラムの内容は現在、YouTubeにてアーカイブとして視聴可能です。

基調講演の内容



フォーラムでは、まず基調講演が行われました。第一部の基調講演では、恵泉女学園大学の大日向雅美学長が「子どもの権利が守られる体罰のない社会へ」というテーマでお話しされました。共に子育てをする社会の必要性について、具体的な事例を交えながら説明し、参加者に強いメッセージを届けました。

続いて行われた第二部では、女優のサヘル・ローズ氏が「児童虐待のない健やかな社会の実現に向けて ~家族の愛情と出会い~」というテーマで講演しました。彼女の体験談を通じて、愛情あふれる家庭環境の重要性が語られました。これらの講演により、参加者たちは問題の深刻さを再認識し、解決に向けた意識を持つよう促されました。

パネルディスカッションと地域の見守り



基調講演の後は、二回のパネルディスカッションが行われました。第一回目では、「体罰や暴言によらない、みんなで育児を支える社会とは」というテーマで、高祖常子氏がコーディネーターを務めました。パネリストには、坂本純子氏と俳優の杉浦太陽氏が参加し、育児における地域の協力の重要性について活発な議論が行われました。

第二回目のパネルディスカッションでは、「地域の見守り支援 ~コロナ禍における虐待予防と居場所づくり~」がテーマとなり、岡村奈緒氏がコーディネーターを務めました。この討論では、地域の子どもや家庭を支える施策について具体的なアイデアや取り組みが紹介され、参加者にとって有意義な情報交換の場となりました。

トークセッションでは未来を語る



最後に行われたトークセッションでは、「安心感や信頼感のある健やかな子育てとは」というテーマで、大日向雅美氏、杉浦太陽氏、福田萌氏、山口正行氏が意見を交わしました。子どもたちが安全に成長できる環境を整えるためには、地域や家族が支え合うことが不可欠であるとの認識が一致しました。特に新型コロナウイルスの影響で、ますますその必要性が高まっていると強調されていました。

おわりに



このフォーラムは、子どもたちが安心して育つために社会全体での取り組みの重要性を再認識させる貴重な機会となりました。今後もこのような議論が続くことで、子どもの権利と安全が守られる社会作りが進むことを期待しています。アーカイブ映像はYouTubeで視聴可能なので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。

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