OpenStreet、公共交通オープンデータチャレンジ2024に協力 - シェアサイクルデータでイノベーションを促進
OpenStreet株式会社は、2024年7月16日から開催されている「公共交通オープンデータチャレンジ2024」に協力組織として参加することを発表しました。このチャレンジは、公共交通関連のデータや国土交通省のオープンデータを開発者に公開し、それらを活用したアプリケーションを表彰するコンテストです。
OpenStreetは、2022年からシェアサイクルステーション情報を国際的なマイクロモビリティのデータフォーマットであるGBFS(General Bikeshare Feed Specification)で公開しており、多くの民間サービスや個人有志に活用されてきました。2年間でGBFSデータはさまざまなアプリケーション開発に利用され、シェアサイクルサービスの利便性向上に貢献してきました。
今回のチャレンジでは、OpenStreetはGBFSデータに加え、ステーションに停車している自転車情報、サービス基本情報などを提供します。これらのデータは、日本全国のHELLO CYCLINGステーションを対象とし、Creative Commons Attribution 4.0 International (CC-BY4.0)などのマルチライセンスで公開されます。
OpenStreetは、オープンデータの普及を通じて、公共交通の利便性向上と新しいユースケースの創出を目指しています。今回のチャレンジへの協力を通じて、同社が提供するデータの認知度向上と、利用者にとって有用なサービスの拡大が期待されています。
公共交通オープンデータチャレンジ2024について
公共交通オープンデータチャレンジは、公共交通関連のデータを活用したアプリケーション開発を促進し、公共交通の利便性向上と新しいサービスの創出を目的とするコンテストです。2017年から4回に渡り「東京公共交通オープンデータチャレンジ」が開催され、2024年からは国土交通省のオープンイノベーションプロジェクト「Project LINKS」と連携して、全国に拡大されました。
HELLO CYCLINGについて
HELLO CYCLINGは、OpenStreetが提供するシェアサイクルサービスです。全国約8,500カ所のステーションで、電動アシスト自転車や電動サイクルを借りることができます。アプリで無料会員登録後、ステーションの検索や、自転車の予約から決済までを簡単に行うことができます。
OpenStreetの取り組み
OpenStreetは、オープンデータの普及を通じて、より移動しやすい社会の実現を目指しています。今後も公共交通オープンデータ協議会と連携し、交通分野のイノベーションを推進していきます。