インタセクトの国際EC展開に新たな展開
インタセクト・コミュニケーションズ株式会社(本社:東京都千代田区)は、独立行政法人日本貿易振興機構(ジェトロ)から「JAPAN MALL事業」において、2024年度の中国における連携EC事業者として認定されました。この認定は、日本の商品を海外へ広める取り組みの重要な一歩となり、国内企業にとって海外市場への販路拡大が期待されています。
連携EC事業者認定の背景
インタセクトは、これまで主に中国本土で、ジェトロが主催するイベントや展示会に積極的に参加してきました。これにより、企業の海外進出を支える環境を整備し、実績としては300社以上の企業が中国市場に進出するためのサポートを行ってきました。特に、同社が運営する越境ECサイト「国家館日本優選館」は、中国のECモールJD.comでの独自の店舗で、日本製品を国内で唯一公式に展開する場として重要な役割を果たしています。
さらに、同サイトはJD.comの厳しい基準をクリアしており、中国の消費者が求めるデータも幅広く収集し、顧客ニーズに即した販促活動の正確なデータ分析を提供しています。インタセクトは、ジェトロとの協力を通じて、ECプラットフォームを活用し、持続的に企業へのサポート体制を強化していきます。
JAPAN MALL事業の詳細
ジェトロの「JAPAN MALL事業」では、国内で納品され、国内で買取が行われるシンプルな取引の仕組みが特徴です。この仕組みは、複雑な輸出手続きが不要なため特に中小企業にとって扱いやすく、参加企業の負担軽減に寄与しています。現に、約8,500社の日本企業が商品の登録を行い、4,600人以上の海外バイヤーが商品を検索しています。この事業は、日本の商品を世界に紹介するための強力なプラットフォームです。
出展される商品の多様性
インタセクトは、日本のお酒、菓子、化粧品、生活用品といった多種多様な分野の商品を扱い、ECサイトを通じて販路拡大を目指します。特に中国市場は、日本の製品に対する需要が高いため、この取り組みによって、多くの日本企業が恩恵を受けることが期待されています。
会社概要
インタセクト・コミュニケーションズは、2000年から海外プロモーションやシステム開発を手がけており、日本と中国・台湾の市場において多数の実績を誇ります。国内外で展開するQR決済ソリューションやアフィリエイト広告運用、海外デジタル広告施策など多様なサービスを推進しています。2024年現在、インタセクトは、10拠点以上で約1,000名の従業員を抱える企業として成長を続けています。
その取り組みの一環として、ジェトロとともに日本の魅力ある製品を世界へ発信する過程で、企業の国際化支援を強く推進していく姿勢を持っています。さらなる市場開拓と顧客ニーズの分析を進め、今後の展開が注目されます。