リハビリ特化生成AI開発
2024-02-05 08:30:01

国内初!リハビリ特化型生成AI、医療現場での実用化へ向け開発開始

国内初!リハビリテーション特化型生成AIソリューション開発開始



日本の医療現場で画期的な取り組みが始まりました。株式会社Pleap、医療法人せいわ会 彩都リハビリテーション病院、医療法人晴風園 川西リハビリテーション病院、そしてMR&S有限会社SDX研究所の4者は共同で、リハビリテーション分野に特化した生成AIソリューションの開発に乗り出しました。このプロジェクトは、日本の医療におけるAI活用を大きく前進させる可能性を秘めています。

膨大な業務量に悩むリハビリ現場



日本の医療現場では、医師や看護師、セラピストなど医療従事者が膨大な量の事務作業に追われています。特にリハビリテーション現場は、患者さんとのコミュニケーションを密に行う必要があるため、記録すべき情報量が多く、事務作業に多くの時間を割かざるを得ないのが現状です。

カルテ作成、各種書類作成といった事務作業は、医療従事者の貴重な時間を奪い、本来の医療行為に集中できる時間を減らしてしまうという問題がありました。さらに、近年は新型コロナウイルス感染症対策や診療報酬改訂などの影響もあり、医療従事者の業務負担はますます増加傾向にあります。

生成AIによる業務効率化



今回の共同開発では、株式会社Pleapが提供するカルテ自動生成サービス「medimo」が活用されます。「medimo」は、音声認識とAI要約技術を用いて、医療従事者と患者さんの会話を自動的にカルテ原稿に変換する画期的なツールです。2023年6月にベータ版がリリースされ、すでに多くの医療機関で利用されています。

しかし、既存の「medimo」は、リハビリテーション現場特有の専門用語や会話パターンに完全に対応できているわけではありませんでした。そこで、リハビリテーション現場のニーズに特化したAIモデルを開発することで、より正確で効率的なカルテ作成を実現することが今回のプロジェクトの大きな目標です。

プロジェクトの進捗と今後の展望



現在、彩都リハビリテーション病院と川西リハビリテーション病院において、セラピストの音声データを含むデータ収集が行われています。数ヶ月かけて収集されたデータをもとに、リハビリテーション現場特有の音声環境や専門用語に対応したAIモデルが構築されます。

2024年度秋には、開発されたAIモデルが現場に本格導入される予定です。導入後には、カルテ作成時間や業務負担の軽減効果について検証が行われ、更なる改善が図られていく予定です。

このプロジェクトは、医療現場の業務効率化に大きく貢献し、医療従事者の負担軽減、ひいては医療の質向上に繋がるものと期待されています。今後の進捗に注目が集まります。

関係各社の概要



株式会社Pleap
所在地:東京都港区六本木6丁目10−1 六本木ヒルズ森タワー15階 Circle by ANRI
代表者:代表取締役野村 怜太郎・中原 楊
URL:https://pleap.jp

医療法人せいわ会 彩都リハビリテーション病院
所在地:大阪府箕面市彩都粟生南1丁目1番20号
代表者:理事長福澤 正洋、院長松村 晃秀
URL:https://www.saito-rh.jp/

医療法人晴風園 川西リハビリテーション病院
所在地:兵庫県川西市東畦野5丁目18番1号
代表者:理事長植松 正保、院長柴田 邦隆
URL:https://kawanishi-rh.jp/

MR&S有限会社SDX研究所
所在地:大阪府堺市堺区南向陽町2丁3番6号
代表者:大門恭平
URL:https://seiwakai-dx.jp/

会社情報

会社名
株式会社Pleap
住所
世田谷区
電話番号

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