MOLCUREと帝人ファーマ、抗体医薬品の共同研究契約締結

MOLCUREと帝人ファーマの共同研究契約

株式会社MOLCURE（本社：神奈川県川崎市）は、帝人ファーマ株式会社（本社：東京都千代田区）と共同研究契約を締結しました。これは、MOLCUREが開発したAI創薬プラットフォーム技術を用いて、中枢疾患をターゲットにした革新的な抗体医薬品を創製することを目的としています。

共同研究契約の背景

MOLCUREは、AI技術を駆使した大規模言語モデルを基盤とし、抗体専用の研究開発を進めています。この技術を通じて、帝人ファーマが過去に見出したいくつかのリード抗体の最適化問題に取り組むことが可能となります。これにより、より効率的に新薬の開発が進むことが期待されています。

また、契約に基づき、MOLCUREは研究資金の提供を受けると共に、プロジェクトの進行状況に応じたマイルストン支払いが行われるとのことです。これは、両社の研究進展を後押しする重要な要素と言えるでしょう。

経営陣の期待

MOLCUREの代表取締役、玉木聡志氏は、「帝人ファーマが我々のAI技術の持つポテンシャルを評価し、パートナーとして選んでもらえたことを嬉しく思います。我々の技術が、帝人ファーマの創薬プログラムに貢献できることを楽しみにしています。また、このパートナーシップを通じて、世界の患者さんにとって新しい治療薬が誕生することを期待しています」と述べています。

帝人ファーマの概要

帝人ファーマは、医薬品事業と在宅医療事業を主に展開し、希少疾患を含む様々な治療ニーズに応えるべく、強固な技術基盤を築いてきました。患者さんの生活の質（QOL）の向上に寄与することを目指し、新たな治療選択肢の提供に尽力しています。

MOLCUREの魅力

2013年に設立されたMOLCUREは、AI技術を活用した抗体およびペプチドの創薬においてリーダー的な存在です。そのAI創薬プラットフォームは、物理シミュレーションや高品質な実験データを駆使し、従来の手法では難しいターゲットに対しても安全かつ効果的なバイオ医薬品の発見に成功しています。特に、世界中の薬品開発の最前線で活躍する製薬企業との提携を進めることで、研究開発の迅速な進展を実現しています。