高槻市、特殊詐欺対策の「サポーター制度」を強化
高槻市では、特殊詐欺被害を未然に防ぐための新たな取り組みとして、令和6年度から「特殊詐欺被害防止サポーター制度」を実施しています。この制度は市民や事業者の防犯意識を高めるため、地域全体での見守り活動を推進することを目的としています。
被害件数の増加を受けた取り組み
近年、高槻市では特殊詐欺の被害件数が増加傾向にあり、令和5年には過去最多の107件が報告されました。これを受けて、市は防犯活動に特化したサポーター制度を設立し、市民による自主的な防犯活動を促進しています。令和6年4月には制度が本格的にスタートし、これまでに1900人以上の市民が講座を受講し、サポーターとして認定されています。
講座の内容と市民の活動
サポーター制度では、特殊詐欺の手口や被害防止対策について学ぶ講座が提供されます。この講座では、最近の詐欺手口や実際の防止策について解説され、受講することで市民一人ひとりの防犯力が高まります。また、受講者は困っている人を見かけた際に警察への相談を勧めるなど、地域社会での防犯活動に貢献する役割を果たします。
令和7年度の目標と今後の取り組み
令和7年度も引き続き、多くの市民がサポーターになることを目指して、1500人のサポーター認定を予定しています。市では公募型の講座を開催し、講師を派遣する活動を行う方針です。2024年4月24日には、クロスパル高槻で市民と事業者を対象にした公募型講座を開催する予定で、消費生活相談員が最新の詐欺手口や防止策について詳しく解説します。
講座の詳細
- - 開催日時:令和7年4月24日(木曜日)10時〜11時30分
- - 場所:クロスパル高槻(高槻市紺屋町1番2号)
- - 料金:無料
- - 申し込み期間:令和7年4月23日(水曜日)まで
- - 対象:市内在住者、市内事業者
- - 定員:先着80人
サポーター制度の講座は、地域の安全を守るために重要な役割を果たしています。市民の皆さんが参加しやすい環境を整えることで、さらなる被害の減少が期待されています。
講師派遣について
特に、受講者20人以上が集まれば、希望に応じて講師の派遣も行います。これは平日9時〜17時の間で、格段に便利な時間に開催できるため、より多くの団体が参加しやすい内容となっています。こちらももちろん、費用は無料です。
講座への参加方法
詳細な情報や申込みについては、高槻市の公式ウェブサイトにて確認できます。地域全体で特殊詐欺の防止に向けた取り組みに参加するために、ぜひ多くの方々がこの制度に参加していただきたいと考えています。
関連ホームページ:
お問い合わせ先
高槻市消費生活センター
電話:072-683-0999
このように、高槻市では地域社会の皆さんと力を合わせて特殊詐欺の防止に努めています。市民一人ひとりが安心して過ごせる街を実現するために、さらなるサポーターの募集が期待されています。