ビールの香り研究
2012-08-07 21:59:00

ビールの香りがもたらすリラックス効果を科学が証明!

ビールの香りとリラックス効果



ビールは、味わいだけでなくその香りも重要な要素です。最近、株式会社味香り戦略研究所が実施した研究により、ビールの香りにはリラックス効果があることが明らかになりました。この研究では売れ筋のビール4種を対象に、香りの官能評価と脳波測定が行われました。

研究の背景と目的



ビール業界では、味だけでなく薫りの特徴を強調することがトレンドになってきています。そこで味香り戦略研究所は、香りのプロや一般消費者による官能検査を通じて、ビールの香りの違いを科学的に評価しました。さらに、脳波測定を用い、香りが脳に与える影響を探ることで、リラックス効果の有無についても調査しました。

官能検査の実施



ビールの官能検査は、プロの官能検査員10名と一般男女120名が参加し、アサヒの「スーパードライ」、キリンの「一番搾り」、サントリーの「プレミアムモルツ」、サッポロの「黒ラベル」という4つの銘柄を対象に行われました。ビールはブラインド形式で提供され、各種香りに対する評価が行われました。

検査結果から、「プレミアムモルツ」は華やかな香りの面で非常に高い評価を得ており、香りの総合評価でも最多得票を記録しました。一方で、「一番搾り」は芳ばしい香りでの支持を集め、黒ラベルは鼻通りの良さで好評価を得ました。一般モニターの調査においても、プレミアムモルツがダントツの人気を誇りました。

脳波測定の結果



脳波測定は杏林大学医学部の古賀良彦教授の協力を得て行われました。対象者は20〜40代の男女8名で、各種ビールと蒸留水の無臭サンプルを嗅いでもらい、リラックス状態を示す脳波(α波)の測定が行われました。

その結果、ビール香りの中で特に「プレミアムモルツ」が高いリラックス効果を示し、神経生理学的にリラックスした状態が得られることが確認されました。古賀教授はこのα波の多量出現は脳の穏やかな活動を示すものであり、プレミアムモルツの香りが他のビールと比較して抜きんでたリラックス効果を持つことを強調しました。

まとめ



今回の研究を通じて、ビールの香りが人に与える影響が科学的に示されただけでなく、特に「プレミアムモルツ」の香りには人間のリラックスを促進する力があることが分かりました。これからも、ビールを愛する消費者のために、新たな香りの研究が進められることが期待されます。私たちがビールを味わうとき、その香りも感じることで、さらに豊かなリラックスタイムを楽しむことができるでしょう。

会社情報

会社名
株式会社 味香り戦略研究所
住所
東京都中央区新川1-17-24新川中央ビル8F
電話番号
03-5542-3850

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