「ペットライン特別授業」:犬猫のシニア期を学ぶ
2024年12月12日、東京都渋谷区立中幡小学校で「ペットライン特別授業」が開催されました。これは、ペットフードメーカー・ペットライン株式会社が推進する「いぬとねこ シニアのそなえプロジェクト」の一環であり、犬や猫のシニア期についての理解を深めるための特別な授業です。この授業には、プロジェクトアンバサダーである寺田心さんと、ペットライン所属の獣医師・宮平萌絵さんが登壇し、現在の子どもたちに必要な愛犬・愛猫の知識を提供しました。
授業は、児童たちに親しみやすい大型犬と小型犬も交えて行われ、寺田さんは自らの5匹の犬を紹介しながら、動物たちも年齢を重ねていくこと、ケアが求められることを伝えました。彼は「今日は『わんちゃん・ねこちゃんのシニアのそなえ』について大切な授業をします」と挨拶し、児童たちを引き込むように巧みに進めていきました。
シニア期を知るための体験型授業
授業中には犬や猫の年齢あてクイズも行われ、寺田先生が「10歳のわんちゃん・ねこちゃんは人間でいうと何歳だと思う?」と問いかけると、児童たちは積極的に答えていきます。正解を発表されると、みんなが驚きの表情を浮かべ、犬猫の年齢についての認識が改めて構築されました。このような体験を通じて、シニア期の犬猫がどのように生活し、どのような変化があるかを理解してもらうことができました。
次に、教師たちは「シニアのわんちゃん・ねこちゃんにとって危険な家の中のポイントは?」という質問をクイズ形式で考えることに。犬猫が歳を取るにつれて、どのように環境を変えてあげる必要があるのかを児童たちに掘り下げていきました。
擬似体験でシニア犬猫の声を聞く
授業中、ある児童がシニア犬猫の擬似体験をするために、重りや耳当てを装着。彼は「足が重くて生活をするのは大変だ」と感じ、実際にシニア犬猫の体の変化を体感しました。その後、寺田先生は「この状態だと、自分の胸の高さまで足を上げなければならないのはすごく大変だよ」と、学生たちにわかりやすく工夫の大切さを教えました。
授業の最後には、シニア犬猫にしてあげるべき工夫を学ぶために、2匹の犬が登場。児童たちは、実際に犬を見ながら、段差やフローリングの危険性について理解を深めました。寺田先生は「犬や猫が歳を重ねた時に、僕たちがどのように工夫できるかが大切だと学びましたね」と述べ、子どもたちに大事なメッセージが伝わったようです。
動物を大切にする心を育てる
今回の授業は、犬や猫のシニア期に関する知識を子どもたちに提供し、社会として動物を大切にすることの意義を共有する場となりました。授業の終わりには、特別に制作されたオリジナル絵本「シニアのそなえものがたり」を各児童にプレゼント。寺田先生は、「愛犬や愛猫はあなたたちと同様に歳をとります。異変があったら家族に伝えたり、周りの人にも教えてあげてほしい」と、心からのメッセージを伝えました。
ペットラインが行うこのプロジェクトは、犬猫と共に幸せな未来を築くための重要な取り組みです。ブロジェクトは、愛犬・愛猫を持つことの責任を子どもたちに学ばせるために、今後も続けられます。