「セキュリオ」の挑戦
2025-09-19 15:05:39

サイバーセキュリティ業界成長の鍵を握る「セキュリオ」

サイバーセキュリティ教育の新たな風



株式会社ハンモック(以下、ハンモック)は、日本サイバーセキュリティファンド(NCSF)の初めての投資先として、国産の従業員向けセキュリティ教育クラウドサービス「セキュリオ」を展開するLRM株式会社(以下、LRM)を選定しました。これは、デジタル化が進む現代において、従業員のセキュリティリテラシーを高めるニーズが高まっていることから来ています。

サイバー攻撃による被害の多くは、人為的なミスから生じているとされ、情報処理推進機構(IPA)が毎年発表する「情報セキュリティ10大脅威」でも常に上位に位置しています。従業員向けのセキュリティ教育市場は年々拡大し、2024年度にはその市場規模が100億円を超える見込みです。この流れを受けて、NCSFはLRMを第一号の出資先に決定したのです。

「セキュリオ」の魅力



LRMが提供する「セキュリオ」は、企業の従業員に対するセキュリティ教育を手軽に実施できるクラウドサービスです。このサービスは、標的型攻撃メール訓練やeラーニング機能など、様々な教育ツールを備えており、月額18,000円から利用可能。すでに累計2,200社が導入しており、業種や規模を問わず人気を博しています。

  • - 標的型攻撃メール訓練機能: サイバー攻撃を想定したメール訓練を行うことができ、20種類以上の訓練メール例を用意しており、結果の自動集計が行えます。
  • - eラーニング機能: 120以上の教材を用いて、従業員のセキュリティ意識を養います。テストの採点も自動化され、結果の確認が迅速です。
  • - セキュリティアウェアネステスト: 定期的に行われる短時間のテストを通じて、従業員のスキルを継続的に向上させることができます。

なぜLRMが選ばれたのか



NCSFによって選ばれた理由は、LRMの業績成長と国産品であること、さらにハンモックを含む出資者企業との事業シナジーにありました。これにより、従業員向けセキュリティ教育市場の成長を加速させ、企業のセキュリティ文化をつくる手助けをすることが期待されています。

LRM代表取締役CEO、幸松哲也氏は、この出資について「日本の情報セキュリティ業界を牽引し、エコシステムを強化するための重要な取り組みである」と語っています。これは、デジタルトランスフォーメーションの加速と共に、サイバー攻撃の巧妙化や専門人材不足が懸念される中で、非常に意義深いものです。

ハンモックのビジョン



ハンモックは、法人向けのソフトウェアメーカーとして「テクノロジーの力で明るい未来をつくる」ことを理念に掲げ、ITを活用して顧客の課題解決を図っています。
ハンモック自体も情報セキュリティ対策に力を入れており、様々な製品を展開しています。これからも、NCSFと共に日本の情報セキュリティ業界の発展を支えていく姿勢を見せています。

このように、従業員向けセキュリティ教育の重要性が高まる中、LRMの「セキュリオ」は今後の発展のカギを握っています。メンバー企業と共に、サイバーセキュリティ業界の発展に寄与し、より安全な社会を実現することが期待されます。


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会社情報

会社名
株式会社ハンモック
住所
東京都新宿区大久保1-3-21ルーシッドスクエア新宿イースト3F
電話番号
03-5291-6121

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