温泉宿が環境大賞
2024-12-10 11:37:15

宮城の温泉宿が環境大臣表彰で大賞受賞!サステナビリティの取り組み

株式会社一の坊が気候変動アクション環境大臣表彰で大賞を受賞



宮城県の温泉リゾート「株式会社一の坊」は、環境省が主催する「令和6年度気候変動アクション環境大臣表彰」で、先進導入・積極実践部門における「緩和・適応分野」での大賞を受賞しました。この表彰は、日本政府が設定した2050年までのカーボンニュートラルを目指す取り組みの一環として、顕著な成果を挙げた個人や団体を讃えるものです。特に、株式会社一の坊のCO2削減率は約42%に達し、業界内で模範的な存在として評価されています。

環境大臣表彰とは



「気候変動アクション環境大臣表彰」は、環境省が行うもので、顕著な功績を上げた法人や個人を表彰しています。この活動は、日本の温室効果ガス排出量を事実上ゼロにすることを目標とした、2050年カーボンニュートラル計画の一部であり、選考基準にはCO2削減技術の導入と社会での実装が含まれています。

一の坊の取り組み



一の坊グループでは、省エネ活動を推進するための「快適エコ活動」を展開。この中で特に注目される成果は、廃棄される温泉のお湯から回収した熱エネルギーを使用する「温泉廃熱利用システム」の導入です。具体的には、浴槽からあふれた温泉の熱を利用して水道水を温めたり、冬季の道路のヒート処理に活用するなど、実用的な技術が導入されています。

また、オーダービュッフェスタイルの食事提供によりフードロスを大幅に減少させています。お客さまからの注文を受けてから調理を始めるこのスタイルは、できたての料理を適量提供することができ、残食による廃棄を減少させることに成功しています。実際、松島一の坊では、2019年度からオーダービュッフェを実施し、フードロスを36%削減しました。

地産地消とサステナビリティ



同グループの取り組みには、地元の食材を積極的に使用する地産地消活動も含まれています。これにより、フードマイレージ(食物を輸送する距離)を削減し、食料資源の保護にも寄与しています。地元の漁業や農業との連携を深めるために、料理長が生産者を訪ねるイベント「Meet-Up TOHOKU ソト活 一の坊™」を開催しています。地球の恵みを無駄にせず、環境に配慮した食材の使い方を推進しています。

今後の展望



一の坊リゾートは、流動的な環境問題に積極的に声を上げ、持続可能な未来に向けた取り組みを続ける計画です。「温泉という恵みを受ける以上、環境に配慮する責任がある」と考え、引き続き使用電力の再生可能エネルギー比率を高めてゆく方針です。

表彰式は2024年12月2日に行われ、受賞した功績の発表は他の事例にも良い影響を与えることでしょう。

環境意識が高まる中、株式会社一の坊の取り組みが他の企業にとっても希少な成功事例となることを願っています。さらなる革新と挑戦を続ける彼らの姿勢に、注目が集まっています。


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会社情報

会社名
株式会社一の坊
住所
宮城県仙台市青葉区花京院2-1-10
電話番号
022-222-0177

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