高校生の興味応援
2024-03-19 16:36:30
e-donutsが高校生の興味を活かす「Donuts-Lab」を始動
e-donutsが高校生の探究学習を支えるプラットフォームを導入
一般社団法人e-donutsは、京都市に本社を置き、2022年度の学習指導要領改訂により新たに必修科目となった高校の「総合的な探究の時間」を支援するためのプラットフォーム「Donuts-Lab」を開発しました。このプラットフォームは、生徒一人ひとりの「やってみたい」という気持ちを起点に、外部リソースとのつながりを提供することを目指しています。
開発の背景
探究学習の重要性が高まる中で、学校現場では生徒自身の興味や関心に応じた教育体制が不足していることが課題として浮き彫りになっています。特に現代はVUCAの時代と呼ばれ、不確実性が高い環境において生徒たちに必要なのは「能力開発」よりも「興味開発」の機会を増やすことです。e-donutsはこの問題に対処すべく、外部の協力を得るためのプラットフォームを創設し、意欲的な探究学習を促進しています。
「Donuts-Lab」の特徴
このプラットフォームは、約30校からのヒアリングと約10校への支援をもとに、さまざまな企業や個人が「メンター」として参加することで構成されています。生徒が「やりたいこと」や「知りたいこと」を追求するために、適切なリソースを結びつけることが可能です。2024年度には、関西を中心に20-30校への導入を目指し、さらに多くの生徒に「やってみたい」を実現する機会を提供する計画です。
このシステムは、単なる情報提供にとどまらず、実際に探究活動を推進するためのイベントやプログラムとの連携も考慮されています。生徒が自身の興味を深める手助けとして、さまざまなスキルセットを可視化したWebコンテンツも提供されています。これにより、生徒が自律的に探究を進めるための道標となることを狙っています。
現場からの信頼
e-donutsは644か所から40以上の学校への現場調査を行い、そのフィードバックをもとに「Donuts-Lab」を立ち上げました。現場の教員からは、特に「教員が気軽に生徒の興味を探り、適切なリソースに繋ぐことができる環境作り」を求める声が上がっています。多くの教員が「生徒に支持しやすくなる」という意見を持つ中、ここで紹介された各校の先生からは、探究学習の強化を求める声が寄せられています。
代表の言葉
代表理事の藤原彪人氏は、彼自身の経験から教育支援を必要と感じ、このプラットフォームの実現に至ったと述べています。多くの子供たちが「やってみたい」という熱意を持っていることは明らかですが、学校や教育体制の限界がそれを妨げています。社会全体で子供たちの学びを支え合う体制が不可欠だと訴えています。e-donutsは、そうした支援の架け橋となり、各生徒の可能性を最大限に引き出すことを目指します。
結論
このように「Donuts-Lab」は、高校生の探究心を育てるための新しいネットワークを提供することを目指します。e-donutsは、教育界に新たな価値を創出する挑戦を続けています。興味のある方は、ぜひ公式ウェブサイトをご覧ください。
会社情報
- 会社名
-
一般社団法人e-donuts
- 住所
- 京都府京都市西京区大原野上里北ノ町907-9
- 電話番号
-
070-5656-4136