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ピープルフォーカス・コンサルティング社がBコープ認証を取得

ピープルフォーカス・コンサルティング（PFC）社は、このたびBコープ認証を取得しました。この認証は、ビジネスが社会貢献に寄与することを目的とする企業に与えられるもので、PFC社の「ビジネスと社会貢献を共存させたい」という創業者の思いが具現化されました。

創業者の30年の思い

創業者の黒田由貴子氏は、約30年前にイギリスで「ボディショップ」という企業に出会い、ビジネスと社会貢献が対立するものではなく、相互に補完し合うべきだと気づきました。この考えをもとに、1992年には『勇気の経営』を執筆し、1994年にPFCを設立。以降、売上の1%を社会貢献に回す方針を打ち立て、CSV（Creating Shared Value）を実現する人材育成プログラムなどを導入してきました。

社内の自己検証とBコープ認証の追求

昨今、SDGsやESG投資、サステナビリティ経営の重要性が増す中、PFC社も自身の企業理念を再確認する必要があると考えました。「自分たちの活動が世界基準に見合うものなのか？」という疑問を持ったことが、Bコープ認証を目指すきっかけになりました。社内では約4割の社員がタスクフォースに自発的に参加し、自社の改善点を洗い出しました。

約30の改善項目を特定し実行へ

まずはBコープの基準を理解するためのフェーズ1を経て、約2ヶ月間で30の改善項目や新たに取り組むべき課題が明確化されました。フェーズ2では、全社員がこれらの改善活動に参加し、2021年には申請を行うまでに至りました。この取り組みは、全員の努力の賜物といえるでしょう。

厳しい審査とその結果

2022年の9月に始まった審査プロセスは厳格で、様々な質問や追加資料の提出が求められる中、アナリストによるチェックも行われました。自己アセスメントでは85点だったものの、最終的には減点され83.7点での合格となりました。この結果は、企業にとっても大きな励みとなるでしょう。

今後の展望

Bコープ認証を獲得したPFC社は、「クライアントへの支援に自信と確信を持たせられた」とコメントを寄せています。また、現状を見直すことによって企業としての成長を実感したとも言及しています。今後は「ビジネスを、世の中を善くする力に変える」というBコープの理念を体現しつつ、自らも進化し続けることを誓っています。

PFC社の取り組みが、更なる社会貢献のモデルとなり、多くの企業に影響を与えることが期待されます。

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