環境負荷低減と循環型社会実現に向けた取り組み
クラレプラスチックス株式会社は、環境対応型ターポリン『ハイドロックス®』に、リサイクル塩化ビニル樹脂(リサイクル塩ビ)フィルムを使用した新銘柄『ハイドロックス®』-Rを2024年7月より発売することを発表しました。
近年、環境への配慮がますます重要視される中、ターポリン業界においても環境対応製品へのニーズが高まっています。クラレプラスチックスは、このニーズに応えるべく、塩ビフィルムのマテリアルリサイクルに着目し、新銘柄『ハイドロックス®』-Rの開発に至りました。
『ハイドロックス®』-Rの特長
『ハイドロックス®』-Rは、以下の特長を備えています。
リサイクル塩ビフィルムの採用: 塩ビ複合材の製造工程で発生する端材や規格外品などのプレコンシューマー材から塩ビのみを抽出し、マテリアルリサイクルしたリサイクル塩ビフィルムを使用しています。トレーサビリティが明確で、SDS(安全データシート)の発行も可能です。
高いリサイクル率: ターポリン重量比で約7割のリサイクル塩ビフィルムを使用しています。
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多様な機能に対応: 防炎配合に加え、防カビ・抗菌配合などの各種配合にも対応可能です。
製品概要
製品名 | 用途 | 品番 | 価格 | 発売日 | 販売目標 | 備考 |
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環境対応型ターポリン『ハイドロックス®』-R | 建築用養生シート、垂れ幕、フロアーシート、間仕切りカーテン、野積みシートなど | RE-200(建築工事用シート2類クラス相当) | オープン価格 | 2024年7月受注開始 | 初年度1億円、2026年度5億円 | 品番RE-200の試験測定値(参考) |
環境対応型ターポリン『ハイドロックス®』-C
クラレプラスチックスは、『ハイドロックス®』-Rに加えて、独自の無機成分を高充填した塩ビ樹脂を採用した『ハイドロックス®』-Cも展開しています。
『ハイドロックス®』-Cは、従来のオレフィン樹脂製に比べて、焼却時における二酸化炭素の発生量を20%~50%低減(当社比)することで、地球温暖化への影響を抑制します。
クラレプラスチックス株式会社について
クラレプラスチックス株式会社は、ゴム・プラスチックのホース、各種成形品、ラミネート製品、帆布・テント、〈アーネストン®〉コンパウンドおよび成形品の製造・加工・販売を行う企業です。環境負荷低減とサステナビリティへの取り組みを強化し、循環型社会の実現に貢献しています。
まとめ
クラレプラスチックス株式会社は、環境対応型ターポリン『ハイドロックス®』にリサイクル塩ビフィルムを使用した新銘柄『ハイドロックス®』-Rを発売することで、環境負荷低減と循環型社会への貢献をさらに推進していきます。