Japan Global Capital Markets Conferenceが開催されました
令和8年10月19日に、金融庁主催の「Japan Global Capital Markets Conference」が行われました。本イベントは「Japan Weeks」イベントの一環で、資本市場の進化と信頼の確保をテーマにした重要な取り組みです。
会議の目的
このカンファレンスの主な目的は、国際的な規制当局や市場関係者が集まり、資本市場における信頼の構築に関する知見を共有することです。特に、AIやブロックチェーンなどの新技術が市場にもたらす影響と、それをどのように受け入れ、活用するかに焦点が当てられました。
開会の挨拶
会議は金融庁の伊藤長官による開会挨拶で幕を開け、IOSCOのJean-Paul Servais代表理事が基調講演を行いました。彼は、資本市場の進化における信頼の重要特性について語り、改革の必要性を強調しました。
パネルディスカッション
続いて、3つのパネルディスカッションが行われました。パネルの内容は以下の通りです。
パネル1: 進化する資本市場における信頼の構築
スイスの金融市場監督機関であるFINMAのMarlene Amstad氏をモデレーターに、さまざまな情勢を踏まえた議論が繰り広げられました。AIやブロックチェーン技術が市場の透明性や公正性を高める可能性と、それに伴うリスクについても話し合われました。
参加者には以下の専門家がいました。
- - Chen Arad(Solidus Labs)
- - Chetan Karkhanis(Franklin Templeton)
- - Tuang Lee Lim(シンガポールMAS)
- - Katie Mitchell(Coinbase)
パネル2: パブリック市場の活性化
次のセッションでは、IOSCOのRodrigo Buenaventuraがモデレーターとなり、パブリック市場の活性化について議論が行われました。流動性や投資家の参加を促進し、テクノロジーを駆使して市場の魅力を向上させる方策が検討されました。
パネリスト:
- - Marie-Anne Barbat-Layani(フランスAMF)
- - Miyuki Kashima(Fidelity International)
- - Julia Leung(香港SFC)
- - Masanori Yoshida(日本取引所グループ)
パネル3: プライベート市場の発展
最後のセッションでは、プライベート市場の役割が拡大する中でどのように資金調達や投資機会の多様化を図るかがテーマとなりました。英国FCAのNikhil Rathiがモデレーターを務め、これまでの枠を超えた議論が展開されました。
パネリスト:
- - Webster Coates(第一ライフグループ)
- - Eiji Ueda(Apollo)
- - Mark Uyeda(米国SEC)
まとめ
会議の終わりには、金融庁の三好金融国際審議官による閉会挨拶が行われ、出席者は市場の信頼性の維持が資本市場の持続可能な成長に不可欠であるとの認識を共有しました。パブリック市場とプライベート市場との相互補完は、今後の資本市場の発展を支えるかけがえのない要素であることが強調されました。これらの課題に対応するための国際的な協調や継続的な対話の重要性も明らかになりました。
このカンファレンスは、資本市場の未来に向けた重要な一歩となり、技術革新がもたらす可能性と、それを利用する際に克服しなければならない課題についての深い洞察が得られる機会となりました。