AIと人材データを活用した大阪市水道局との共同研究が始動
大阪市水道局とOne人事株式会社の共同研究の始まり
2025年1月29日、大阪市水道局とOne人事株式会社は、新たな人事配置案を作成するための共同研究協定を締結しました。この協定は、AIを駆使し、限られた人材による人事異動や配置の作業を効率化することを目的としており、特に「大阪市水道DX戦略」に則った挑戦となっています。
共同研究の目的と背景
本協定の背景には、大阪市水道局が掲げる「大阪市水道DX戦略」があります。この戦略では、局業務の運営の生産性を向上させるための取り組みが重要視されており、その中で人事配置案の作成が一つの焦点となっています。
現行の人事配置案作成プロセスは、多くのデータを扱う必要があり、在課年数やキャリアデザイン、保有資格といった要素を考慮しながら進められています。しかし、必要とされるデータ整理や資料作成の負担は大きく、業務効率の向上が課題とされていました。
この課題に対処するため、One人事株式会社はその人事労務システム「One人事」にAI技術による新機能を導入することで、人事部門の業務の効率化を図ろうとしています。そして、これにより生成される人事配置案の最適化を目指す共同研究が始まったのです。
共同研究の成果と今後の展開
共同研究の結果、AIによって生成された人事配置案の実効性が確認されれば、その成果はシステム化され、他の公的機関にも提供される予定です。このようにして、より多くの機関において人事業務の効率化と人材マネジメントの最適化が進むことが期待されます。
また、One人事株式会社は、すでに60万人を超える有償ユーザーを持つ人事労務システムを提供しており、タレントマネジメント、勤怠管理、労務管理、給与計算を統合したワンストップサービスを展開中です。一般企業だけでなく、官公庁や自治体にも対応できる柔軟なシステム構築を実現しています。
「One人事」について
「One人事」は、人材情報を一元的に管理するシステムであり、企業や公共機関において人事業務の効率化を実現します。今後は、大阪市水道局との共同研究を通じて新たな機能やサービスの展開が期待されており、より効率的な人事配置が実現されることにより、組織全体の生産性が向上するでしょう。
この共同研究がもたらす影響は、今後の水道局の業務運営にとどまらず、他の公的機関や民間企業の人事管理にも影響を与えることが予想されます。全体として、日本の公共サービスのDX(デジタルトランスフォーメーション)が一歩進むことになります。
会社情報
- 会社名
-
One人事株式会社
- 住所
- 東京都品川区南大井6-26-2大森ベルポートB館8F
- 電話番号
-
03-5762-8145