国産コットンの循環利用を目指した初の収穫祭が開催!
2025年10月16日、滋賀県守山市にて「鎌倉シャツコットンプロジェクト@守山」の初の収穫祭が盛大に行われました。本プロジェクトは、メーカーズシャツ鎌倉と株式会社ピエクレックスが協力し、国産コットンを使用した衣類の循環型社会実現を目指しています。
プロジェクトの背景
このプロジェクトは、「P-FACTS」(ピーファクツ)と呼ばれるアパレルの循環インフラを活用し、地域で育てたコットンを最終的に製品化することを目的としています。「ALL MADE IN JAPAN」構想に基づき、国際的な資源不足の問題も視野に入れ、国内で完結する衣料品製造を目指しています。
初植祭と成長の記録
2025年5月には、守山市内の3か所でコットンの苗を植える「初植祭」が行われました。滋賀県守山市の森中高史市長や、プロジェクト関係者、さらには立命館守山中学校・高等学校の生徒らが一緒に苗を植え、約半年後の収穫祭に繋がりました。
収穫祭の模様
10月16日、3つの栽培地にて行われた収穫祭。当日は、参加者全員が手作業でコットンを摘み取りました。ついに実ったその瞬間には、関係者から歓声が上がり、感動の輪が広がりました。生徒たちにとっても、実際に育てたコットンが収穫される体験は、貴重なものとなったことでしょう。
P-FACTSの取り組み
「P-FACTS」とは、使用済みのアパレル製品を堆肥化し、再度コットンを育てる循環の仕組みです。この取り組みにより、環境へ負荷をかけない持続可能なファッションが実現されます。また、地元のJAレーク滋賀やヤンマーコーポレーション、教育機関も協力し、地産地消の考えに基づいた地域循環を促進しています。
今後の展望
収穫されたコットンは、2026年秋以降にアパレル製品として再生される予定です。地域の特性を生かしながら、高品質な製品へと加工されることになります。これにより、地元の経済活性化にも繋がると期待されています。
プロジェクトの重要性
この取り組みは、ただのファッションプロジェクトではなく、持続可能な未来を見据えた社会全体のモデルケースを目指しています。環境問題が深刻化している現在、コットンの循環利用を通じて、地域社会全体が環境意識を高めるきっかけになればと思います。
まとめ
「鎌倉シャツコットンプロジェクト@守山」の収穫祭は、地域の人々が一つになり、未来のファッションのかたちを作り出すための一歩でした。今後も、持続可能な地域経済を目指して、このプロジェクトが大きな広がりを見せてくれることを願っています。