『トトノウバイ』誕生
2023-04-10 08:00:01

熊本・菊池市に新たなサウナスポット『トトノウバイ』誕生へ

皆の期待を背負って、極上サウナ『トトノウバイ』の建設が始まる



熊本県菊池市に、ついに新しいサウナスポットが誕生する。ここ『トトノウバイ』は、神社仏閣を手掛ける宮大工の技術が注がれた完全個室のプライベートサウナだ。経営者は、宮大工の会社「平安社寺建築」の社長、石渕公康氏と、吉本興業の芸人である奥井浩之氏(しゃかりきヒロ)。この二人が熱いサウナ愛をもって立ち上げたプロジェクトが、クラウドファンディングに挑戦することを発表した。

サウナ開業の背景と理念



石渕氏は、現在の宮大工の技術を後世に伝えたいと考え、このプロジェクトを立ち上げた。「全国で宮大工は減少してきているが、私たちの手でこの文化を守り、普及させたい」と意気込みを語る。サウナは、単なる癒しの場だけでなく、観光地としての熊本を盛り上げる重要な役割を果たすことが期待されている。

彼は「観音様のお膝元に位置するという特別な場所で、極上のサウナ体験ができる施設を提供したい」と述べており、サウナを通じて熊本の良さを広めていく願いも込められている。

クラウドファンディングの概要



今回のクラウドファンディングは、目標金額300万円からスタートし、最終的には総工費1,000万円を目指す。募集期間は2023年4月7日から5月31日までで、この期間内に支援者からの支援がなければ、全ての支援金は返金される仕組みだ。詳細は公式サイトで確認できる。

サウナの工事には、材料費や人件費がかかるが、これらのコストは昨今の物価上昇を受けて、予想以上に高くなっている。特に、サウナ室の設計と施工にかかる費用が重要な支出となり、この部分で多くの支援が必要だ。

未来を見据えた「トトノウバイ」の理念



『トトノウバイ』は、ただのサウナ施設ではない。観音様を見渡せる「整う」空間をコンセプトにし、心と体を整える場所として位置づけられている。水風呂には、阿蘇の伏流水を使用し、自然を感じながら心地よさを楽しむことができるという。

また、菊池市の温泉地としての特性を生かし、近隣の温泉施設と提携を結ぶことで、サウナと温泉の両方を楽しめる旅行プランの提供を計画している。今後、地元の飲食店とコラボレーションして、サウナ後の特別な食事を提供することも考えており、地域全体を巻き込む盛り上がりを目指している。

若い世代へのメッセージ



石渕氏は「このプロジェクトを通じて、多くの若い世代に宮大工という職業の魅力を伝えたい」と述べており、このサウナが話題になることで、菊池市に訪れる観光客が増え、市全体の発展に繋がることを期待している。また、その技術力を広めることが、宮大工の維持にもつながるだろう。

一方、奥井氏は「熊本でサウナ事業を進めることの面白さを感じている」と述べ、全国のサウナ愛好者に『トトノウバイ』を利用してもらいたいと願っている。多くの挑戦を通じて、さらに成長する場であるこのサウナに期待が高まる。

終わりに



この新たなサウナ施設『トトノウバイ』は、単なるリラクゼーションの場を超え、熊本の魅力を全国に発信する拠点となることを目指している。今後とも彼らの挑戦を見守り、応援していきたい。

公式サイト


会社情報

会社名
株式会社平安社寺建築
住所
熊本県菊池市七城町山崎586
電話番号
0968-24-7107

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。