三井不動産が「健康経営優良法人2025」に認定
三井不動産株式会社は、経済産業省と日本健康会議が主催する「健康経営優良法人2025(ホワイト500)」に認定されました。これは、企業としての健康経営の推進において優れた取り組みが評価された結果であり、同社の認定は今回で9年連続となります。
健康経営の取り組み
同社は社員の健康保持と増進に向けた制度の整備や健康イベントを数多く実施しており、その結果がこの認定に繋がったと考えられます。具体的には、以下のような取り組みが行われています。
個別面談の実施
人事部のメンバーが全社員との個別面談を実施することで、就業実態や心身の健康状態を把握し、それに基づいたサポートを行っています。これにより、社員の健康状態を細やかにフォローし、必要な支援を行うことが可能になるのです。
健康イベント
また、全社員を対象にした健康フェスタやウォーキングイベントなどの健康イベントも定期的に実施されています。これらのイベントは、社員の健康に対する関心を高め、日常的な健康の維持・増進を促す役割を果たしています。
充実した福利厚生
35歳以上の全社員やその配偶者には、定期的な健康診断の費用補助が提供されており、さらには人間ドックの受診に対する休暇も用意されています。また、フィットネスジムの利用料や禁煙補助剤の購入に対するサポートも行うなど、福利厚生が非常に充実しています。
健康アプリの導入
さらに、社員専用の健康アプリを導入し、自身の健康状態や活動状況を見える化し、健康に関する情報提供も行っています。これにより、社員は自らの健康を管理しやすくなり、日々の健康づくりに役立っています。
社外への健康経営の普及
三井不動産は、テナント企業向けの健康経営支援サービス「&well」を提供しています。このサービスは、企業が健康経営を実践するためのサポートを行い、経営層や人事担当者向けに様々なサービスを展開しています。特に、「for Worker」プログラムでは、健康を意識したイベントやアプリを通じて、従業員の意識を高める取り組みを行っています。このプログラムに参加した企業の多くが健康経営優良法人に認定されています。
未来に向けた取り組み
2024年度には、特定の健康課題への対策として「&well Challenge」を開始し、ダイエットや禁煙、睡眠に焦点を当てたプログラムを提供予定です。また、社内外のコミュニケーションを促進し、健康への意識を高めるためのイベントも増やしていく方針です。
三井不動産の健康経営に資する取り組みは、ただ社員の健康維持に留まらず、広く社会全体の健康への貢献を目指し、今後の成長に繋がっていくことでしょう。その姿勢は、社員が活き活きと働く環境作りのみならず、健康経営の普及と社会課題の解決に向けた重要な一歩となるのです。