フォトクリエイトと「yamory」の出会い
株式会社フォトクリエイトは、スクール写真やスポーツイベントの撮影・販売に取り組む企業です。最近、同社は脆弱性管理クラウド「yamory」を導入し、業務の安全性を高める取り組みを進めています。この導入は、数々の開発チームがそれぞれ行っていた脆弱性管理を、どのようにして効率よく標準化し、組織全体で共有することに成功したかを詳述します。
導入の課題
フォトクリエイトが抱えていた主な課題は、さまざまなシステムやアプリケーションを運用する中での脆弱性管理の煩雑さです。依存ライブラリの脆弱性に対しては、DependabotやRenovateを活用して対策を行っていましたが、アプリケーションからクラウドインフラ、ホスト、コンテナに至るまでを一元管理する体制を整えることが求められていました。
特に、各開発チームが独自に脆弱性の優先順位を決めていたため、共有の基準を持つことが重要でした。これは、事業やシステムへの影響を正確に評価するためには欠かせない状況でした。
yamory導入の決め手
脆弱性管理ツールである「yamory」の導入にあたって、いくつかの魅力的な機能が決定的な要因となりました。特にオートトリアージ機能により、リスクの高い脆弱性から優先順位をつけて対応することが可能になりました。また、Immediate(最優先対応が必要な脆弱性)に分類されたものを絞り込むことができ、米国CISAのKEVカタログに基づいて外部脆弱性を評価できる点も強く評価されました。
さらに、脆弱性情報が日本語で分かりやすく整理されているため、現場のエンジニアも簡単に理解でき、業務の効率化に大きく寄与しています。クラウドインフラからEOLに至るまで一元的に管理できるため、運用がスムーズになり、特に自社の開発フローに合わせたカスタマイズが可能な点も重視されました。
導入後の成果
「yamory」の導入後、フォトクリエイトでは会社の重要プロジェクトとして脆弱性管理が位置づけられ、約半年間の運用でリスクの高い脆弱性に対して迅速に対応する体制が整いました。もはや、脆弱性対応は各開発チームの判断に委ねるのではなく、マネージャーや部長、取締役がリスク状況を共有し、組織的に進める運用が定着しました。
さらに、APIを活用しタスク管理ツールに自動登録する仕組みや、Slackでの通知、およびClaude Codeからの情報参照に関しても、既存のフローに組み入れることができました。これにより、脆弱性管理が業務プロセスにスムーズに統合され、多くの作業が自動化されました。
社会的背景と今後の展望
日本国内でのサイバーセキュリティの重要性は年々増しています。フォトクリエイトのように、現代のIT環境においてセキュリティリスク管理を徹底する企業は少なくありません。全企業が脆弱性管理を標準化・効率化していくことで、より安全なネット社会が実現することが期待されます。
フォトクリエイトは、今後も「yamory」を活用しながら、撮影業務だけでなく、すべてのビジネスプロセスにおける安全性を高めていくことでしょう。このような取り組みは、業界全体のセキュリティに対する意識を高め、未来に向けた一歩になります。自社の課題解決に寄与する「yamory」導入の成功事例は、他企業にも多くの示唆を与えることでしょう。