企業向け新ツールで介護離職リスクを提案
株式会社ベネッセシニアサポートは、新たに開発した「仕事と介護の両立・介護離職リスクアセスメントツール」のサービスを開始しました。これにより、企業が従業員の介護課題を可視化し、離職リスクに対する対応策を強化することが可能になります。
背景
2025年には育児・介護休業法の改正が施行予定で、多くの企業が仕事と介護の両立支援に注力し始めています。しかし、実際には多くの従業員が抱える介護の課題が外部に表面化していないケースが多く見受けられます。これらの「潜在的な介護者」への支援をいかに強化するかが急務となっています。
ツールの特徴
「介護離職リスクアセスメントツール」では、従業員の介護離職リスクを数値化することで、具体的な改善策への道筋を提供します。このツールでは、介護者数、制度の認知度などをわかりやすく示すことで、必要な情報を企業側が把握しやすくしています。
さらに、従業員に対して行ったアンケート結果をもとに、個々の介護状況だけでなく、組織全体の風土や課題も明確化します。これにより、従業員がどのようなサポートを求めているのかを把握しやすくなります。
パッケージ販売の開始
また、これまでの両立支援セミナーや個別相談窓口、eラーニングといったサービスを組み合わせたパッケージでの販売も開始しています。これにより、従業員が介護について理解を深め、より効果的に制度を活用できるようになることが期待されます。企業ごとの特性に合わせた支援策を提案し、将来的に介護に直面する従業員の離職リスクを早期に洗い出すことができます。
今後の展望
ベネッセシニアサポートは、これからも企業が介護離職を防ぎ、従業員が働きやすい職場環境を築けるようサポートを続けていきます。介護という難しい問題に対し、企業と従業員の双方が納得できる解決策を見出していく取り組みが今後も期待されます。
お問い合わせ
ベネッセシニアサポート法人事業部の詳細については、公式サイトをご覧ください。介護支援に関する資料請求や相談も受け付けています。電話番号は03-6836-1165(平日9:00~18:30)です。