KRAFTONは11月7日に発表した2024年第3四半期の業績で、売上高7193億ウォン、営業利益3244億ウォンを計上し、前年同期比でそれぞれ59.7%および71.4%の増加を記録しました。この成長は、主に人気バトルロイヤルゲーム『PUBG: BATTLEGROUNDS』の持続的な人気と、強力なアップデートや新コンテンツの投入によるものです。特に、2024年第3四半期には、マップの更新や新モードの追加を通じて、同時接続者数が89万人に達し、過去最高のトラフィックを更新しました。このような好調な業績は、KRAFTONがPUBG IPを通じてユーザーに常に新しい体験を提供し続けている結果と言えるでしょう。
また、累計売上高が2兆922億ウォンに達し、これも創業以来初めての快挙となりました。KRAFTONは、今後も積極的に新作ゲームを発表することを計画しており、具体的には『inZOI』『ダークアンドダーカーモバイル』『SUBNAUTICA 2』などのラインナップが挙げられます。これらの新作は、特にクリエイティブなゲームIPの発掘をテーマにした「Scale-up the Creative」戦略に基づいています。さらに、『inZOI』ではAI技術が導入され、ユーザーとのインタラクションの質を向上させている点も注目です。
KRAFTONのAI技術は、自然言語処理や視覚・アニメーション、音声認識など、多岐にわたる用途での研究が進められています。今年は、これまでの研究成果を元に76001ZZSLMベースのチャットボット機能や、ユーザーと会話できる「コプレイアブルキャラクター(CPC)」の開発へと取り組みが進化しています。CPCは、従来のNPCとは異なり、プレイヤーと対話し、協力しながらゲームを楽しむことができる新たなキャラクターです。これにより、ゲーム体験はさらなる革新を迎える可能性があります。
KRAFTONは、またインド市場にも注力しており、『BATTLEGROUNDS MOBILE INDIA』のユーザー拡大を通じて、現地でのトラフィックを増加させています。今後も、ローカライズされたコンテンツや大規模なeスポーツ大会の開催によって、インドユーザーのアクセシビリティ向上を図る方針です。さらに、インドのパブリッシング事業を通じて、他の人気ゲームとのコラボレーションを進めることで、ビジネスポートフォリオを強化しています。
これらすべての取り組みを通じて、KRAFTONはグローバルなゲーム市場において、さらなる成長と革新を目指しています。今後の動向に注目が集まる中、KRAFTONが世界中のプレイヤーに提供する新しい体験には期待が高まります。