大成建設株式会社が株式会社ドコモgaccoが提供する『リベラルアーツ思考ビジネスプログラム』を導入したとの発表がありました。このプログラムは、次世代リーダーを養成するために、リベラルアーツの視点をビジネスに活かすことを目的としています。
導入の背景
近年、社会や市場の変動が激化し、企業は従来のビジネスモデルに頼らず、より柔軟で革新的なアプローチを求められています。大成建設はこれを受け、自社の人材育成に投資することを決定しました。人材育成は企業の成長に直結すると考え、社員一人ひとりが専門性や豊かな人間力を身につける機会を提供するため、このプログラムを通じた教育を推進します。
リベラルアーツの重要性
現代社会は複雑で不確実性が増し、顧客ニーズも多様化しています。このような状況下では、他社との差別化が必要不可欠です。これを実現するためには、社員が新しい視点を持ち、予想外の要素を組み合わせる力を養うことが求められます。リベラルアーツのアプローチは、固定観念にとらわれず多角的な視点を持つために非常に有効です。したがって、大成建設はこのプログラムを通じて、イノベーションを生み出す人材の育成に力を入れる方針です。
期待される効果
研修を通じて、従業員は自律的に学ぶ習慣を身につけ、ビジネス上の課題を新たな視点で捉える力を養います。また、複数の物事を関連づける思考力や、課題設定能力が向上することで、リーダーシップの発揮や組織内でのイノベーションが促進されることが期待されています。
プログラム内容
ドコモgaccoの提供するリベラルアーツ思考ビジネスプログラムには、以下の3つの主要な要素があります。
1.
新任部長向けプログラム: 答えのない問いに対峙し、ビジネス創造力を高める内容が組まれています。講義動画による学習とグループワークを組み合わせた反転学習のスタイルです。
2.
リベラルアーツビジネスカフェ: 新任職位者を対象に、幅広い知識を習得し、自ら学ぶ習慣を促進します。講義動画を視聴し、グループでのシェアリングを行うプログラムです。
3.
自己学習向けリベラルアーツ講義動画: 全管理職が利用できる多様な講義動画にアクセスし、自己学習を進めることができます。
開講式の開催
大成建設本社では、受講者を対象とした開講式が行われ、相川社長が「リベラルアーツを学ぶことで自らの品格を高める」と講演しました。この取り組みが社員の成長にどのように寄与していくのか、今後の展開が楽しみです。
企業概要
- - 大成建設株式会社: 東京都新宿区に本社を置く建設会社。多様な建設関連事業を展開。
- - 株式会社ドコモgacco: 東京都港区に本社を置くオンライン学習サービスの企業。法人向け研修を中心に事業を展開。