松谷化学工業が厚生労働省よりえるぼし認定を取得、女性の活躍推進を評価

松谷化学工業、えるぼし認定取得の背景

兵庫県伊丹市に本社を構える松谷化学工業株式会社は、6世代にわたってでん粉加工及び機能性食品素材の製造を手掛けてきた企業です。1919年の創業以来、社内文化として「社員は家族」という理念を大切にし、多様な働き方を尊重する職場づくりを行ってきました。この度、厚生労働省より「えるぼし認定（3段階目）」を取得したことが発表され、女性の活躍推進に対する取り組みが高く評価されたことを嬉しく思っています。

えるぼし認定とは

えるぼしは、女性の活躍推進に取り組む企業を認定する制度で、3段階の評価基準があります。当社はその中でも最上位となる3段階目の認定を受けました。これは、単なる認定取得にとどまらず、企業が持つ文化や価値観を外部に示す重要な信号となるでしょう。

働きがいのある職場づくり

松谷化学では、性別やライフステージに関係なく、全ての社員がいきいきと働ける職場環境を追求しています。日常的にサポートし合える職場の実現を目指し、有給休暇の取得が自然に行える文化を醸成しています。また、育児や介護との両立を支援する制度も整えており、これにより社員が自分のライフスタイルに合わせて働くことができる環境を提供しています。

具体的な実績として、正社員における女性比率は23.2％、継続雇用割合は女性67％、月平均残業時間は10時間と、全ての雇用区分で月45時間未満を維持していることが挙げられます。このような取り組みから、女性管理職比率は15.1％という数字を達成することができ、産業平均を大きく上回っています。

働きがいの実例

当社では育休から復帰した女性社員がチームリーダーに昇進するなど、一人ひとりが自分の選択を大切にしながら働いています。また、キャリアを諦めることなく介護と両立している社員の姿も多く見受けられ、このような事例は当社において特別なことではなくなっています。

未来に向けた取り組み

えるぼし認定は、当社が目指す柔軟で温かみのある働き方のシンボルであり、次のステップとして「プラチナえるぼし」も視野に入れています。ただし、認定取得そのものが目的ではなく、社員一人ひとりの成長や未来に寄り添う施策を進化させていきます。これから働く若い世代に向けて、働くことや人生を重ねることがポジティブで前向きなものであるよう、引き続き努力していく所存です。