近年、青森の伝統工芸品「津軽びいどろ」をモチーフにした新しいアイテムが注目を集めています。フェリシモが展開するユーモア雑貨ブランド「YOU+MORE!」が手掛けた、「ガラスの音色が降りそそぐ 青森の伝統工芸 津軽びいどろの風鈴傘」がその象徴です。2025年5月10日から、青森をはじめ東京、大阪、福岡など全国27の店舗での販売が開始されるこの傘は、見た目の美しさだけでなく、青森の伝統を未来へつなぐアイテムとしての意味を持っています。
この風鈴傘は、青森県の伝統芸能である「津軽びいどろ」の風鈴をデザインに取り入れています。その特徴的な色合いや透明感は、まるで風鈴そのものが傘の中で揺れているかのようです。商品には「ねぶた」と「青森の海」という二つのデザインがあり、それぞれが青森の豊かな自然を表現しています。
「ねぶた」は、青森のねぶた祭りをイメージし、色とりどりのガラスが織りなす美しい景観が空に広がり、一方で「青森の海」は、青白い海を感じさせる深い青色が特徴的です。価格はどちらも2,500円(税別)で、手軽に青森を感じることができる商品です。
この傘は、販売開始前からじわじわと話題を呼んでいました。その理由の一つは、りんご娘というアイドルグループのプロモーションビデオやCDジャケットに登場したことです。彼女たちの新曲『硝子のリンゴたち』では、この風鈴傘が衣装デザインのモチーフとして使用され、新たな注目を集めています。SNSでは「りんご娘の津軽びいどろの傘はフェリシモだったんだ!」といった声が寄せられ、多くのファンから称賛が相次いでいます。
この商品は、フェリシモの創立60周年を記念したプロジェクトの一環として生まれており、青森の伝統工芸を全国に広めようとする力強い取り組みです。北洋硝子の技術を監修のもと、ものづくりの魅力と地域活性化を兼ね備えたこの風鈴傘は、ただの傘ではなく、青森の歴史と文化を体感させてくれる特別な存在です。
風鈴傘の購入は、公式サイトや実店舗にて可能です。販売店舗は青森を中心に、東京、神奈川、大阪、福岡など多数で展開されており、どの店舗でも直接手に取って試すことができます。具体的な販売地は、青森市の北洋硝子直営ショップ、青森県特産品センター、東京ミッドタウン八重洲店など多岐にわたります。
津軽びいどろの風鈴傘は、見た目の美しさや機能性に加えて、地域の暮らしに根づいたストーリーを持つアイテムです。四季折々を感じさせる青森の自然を傘の中で再現するこの商品は、これからの時期にぴったりのアイテムとして、雨の日も楽しくなることでしょう。
さらに、りんご娘の音楽と共に青森の魅力を発信するこの商品は、文化とアートの融合といえる素晴らしいプロジェクトです。これを機にぜひ、津軽びいどろの風鈴傘を手に取ることで、青森の文化や伝統をより身近に感じてみてはいかがでしょうか。自然とアートの融合を楽しむ、中身のあるアイテムです。これからも青森の魅力が多くの人に伝わることを、心から願っています。