トラストハブの成長を支える新たな資金調達
株式会社トラストハブ(東京・千代田区)は、17億円の融資を受け、新たな資金基盤を確保しました。この資金調達は、みずほ銀行、三井住友銀行、きらぼし銀行、日本政策金融公庫との相対取引により実現され、株式の希薄化を伴わない形で行われました。
トラストハブのビジョン
トラストハブは「人類史上最強のエンターテイメント企業を創る」という壮大なビジョンを掲げており、トレーディングカードを中心としたウェブサービス「Clove」を展開しています。2020年から提供を開始したこのサービスは、2024年9月時点で40万人を超えるユーザーに利用されており、年間成長率は525%という驚異的な数値を記録しました。
Cloveとその成長
Cloveは、安心・安全なトレーディングカードの流通を実現するためのプラットフォームであり、市場は年平均21%の成長を続けています。さらに、Clove Baseという実店舗も展開しており、秋葉原、池袋、大須、難波など、主要都市への進出が進んでいます。これにより、サービスの認知度は向上し、さらなる顧客の獲得に成功しています。
資金調達の背景と目的
調達した資金は、今後の事業展開のために使われる予定です。具体的にはホビー商材の取扱品の拡充、ECの成長、そして海外展開の加速が計画されています。特に、海外市場からのニーズは高まりを見せており、既に売上の30%を占めています。
また、トラストハブはトレーディングカード事業だけでなく、パーソナルジム事業にも進出しています。2024年9月には全国に10店舗を展開し、成長市場での存在感を強めています。この事業は、トレーディングカード事業から得た知識や技術を活かし、さらに成長が期待されています。
今後の展望とチャンス
トラストハブは近年、2社のM&Aを実施しており、経営の連携を強化しています。今回の資金調達を活用することで、さらなるM&Aを進め、事業の多様化を図る考えです。これにより、企業全体のバリューアップを目指します。
採用活動の強化
事業の拡大に伴い、エンジニアやデザイナー、事業戦略・プロダクトマネージャーなど、多様な職種を積極的に採用しています。また、トラストハブは新オフィスへの移転を記念して、エンジニアやデザイナー向けのパーティーを10月10日に開催します。このイベントでは、メンバーとの交流や開発チームに関する情報交換が行われ、レアなポケモンカードが当たる企画も用意されています。
まとめ
資金調達を契機に、トラストハブはエンターテイメント企業としての地位をさらに強化し、急成長を遂げることが期待されています。共に未来を築く仲間を求めており、今後の動向から目が離せません。