2025年9月1日、株式会社白泉社より新たな絵本が登場します。その名も『スウスウとチャッポン』。この作品は、掃除機のスウスウとバスタブのチャッポン、二つの異なるキャラクターが織りなす愉快な冒険物語です。著者は、人気作家のくどうれいんが文を担当し、イラストは「リラックマ」の生みの親であるコンドウアキが描いています。彼らの初めてのコラボレーションは、どんな物語を私たちにもたらすのでしょうか。
物語の舞台はごく普通の家庭。スウスウは、犬の毛を吸い込む毎日を過ごし、退屈さを感じていました。一方のチャッポンは「おふろきらい」と言われ、いつもお湯に浸かっている日常にうんざりしていました。やがて、ふたりは刺激を求めて家出を決意します。「もっときれいなものを吸い込みたい」スウスウ。「お湯じゃないものでいっぱいになりたい」チャッポン。この想いを胸に、ふたりは家を飛び出しました。
彼らの冒険は街を抜け、色とりどりの風景を駆け抜けます。様々な出来事が待ち受ける中で、彼らは新たな景色や出会いを通じて、自分たちの役割や存在意義に気付いていきます。一体彼らはどんなものを吸い込み、どんな体験をするのでしょうか。読者は、彼らの冒険を通して、日常の小さな道具たちが一緒に新しい世界を体験する様子に心を躍らせることでしょう。
この絵本は、育児情報誌「kodomoe」の2025年4月号の付録から新たに構成・加筆されて制作されたもので、多くの読者から支持を得ています。「掃除機が好きな息子はスウスウに大興奮!」という声や、「お月様の光を吸い込む場面に感動した」といった具体的な感想が寄せられています。このような声からも、本書の魅力が伝わってきます。
加えて、絵本には華やかなイラストが随所に散りばめられ、特に夜のシーンでは前半との対照が印象的に描かれています。子どもたちはその描写の深さに、真剣に目を向けること間違いなしです。物語を通じて、家の一員である掃除機やバスタブに対する愛情を再確認できることでしょう。子どもたちが大人になっても、大切に記憶に残ることでしょう。
本書の価格は1430円(本体1300円+税10%)。ISBNコードは9784592763758です。秋の訪れとともに、ぜひお子様と一緒にこの心温まる冒険の物語をお楽しみください。絵本『スウスウとチャッポン』は、親子の時間をより楽しくするための素敵な一冊です。
さらに、近々著者のくどうれいんさんへのインタビューも企画中です。白泉社の広報へ問い合わせをすれば、取材の機会が得られるかもしれません。お楽しみに!