「ART LAB KYOTO」で体感する京都の伝統と現代の融合を楽しもう

京都の新しいアートスポット「ART LAB KYOTO」

2020年5月26日、京都市に新たなアートショップ「ART LAB KYOTO」がグランドオープンしました。ここは京都市京セラ美術館に併設されており、伝統を大切にしながらも現代の感性を融合させた商品を展開しています。

このミュージアムショップは、単なるお土産屋ではなく、「アートがある生活の提案」を掲げ、訪れる人々に京都の魅力を新たな形で届けています。展覧会に紐付いたアイテムはもちろん、書籍や現代美術のアートグッズ、更にはアーティストとのコラボレーションアイテムなど、バラエティ豊かに取り揃えています。

限定アイテムの魅力

「ART LAB KYOTO」では、ここでしか手に入らない限定アイテムも多数。例えば、京都市京セラ美術館のロゴをモチーフにしたオリジナルグッズは、ビームス創造研究所が監修したものです。美術館館長に就任した建築家・青木淳氏の意匠と連動したデザインで、白と濃いグレーを基調にした繊細な仕上がりが魅力的です。日常的に使いたくなるようなアイテムが揃っています。

また、京の老舗「宮脇賣扇庵」とのコラボレーションによる扇子も注目です。1823年から続くその技術を生かし、美術館の代表的な作品を扇子のデザインに落とし込んでいます。アートと伝統工芸のコラボレーションが生み出す美しさを堪能できます。

さらに、御菓子司「聚洸」との協力で生まれた和菓子も見逃せません。毎月、季節に応じた作品をモチーフにした和菓子が限定販売されるこの企画は、アートの美しさを味覚で楽しむ新たな体験を提供します。例えば、初回のモチーフは中村大三郎の「ピアノ」であり、その色彩やしなやかさが和菓子の形で表現されます。

開放的な空間でアートを感じる

「ART LAB KYOTO」は、開放感のある店舗デザインが特徴です。訪れる人々が気軽に立寄り、アートに触れ合うことができる環境が整っています。美術館の敷地内に位置しているため、展示を見た後にショッピングを楽しむことができます。特に、アートに興味がある方には、一層魅力的な空間となるでしょう。

さらに、事前予約制での入館が求められるため、安全に配慮しつつも新しい文化体験を提案します。兼ねてより自粛要請が行われている中で、これまでにあまり体験できなかった新しい形の交流が期待されています。