バイオエックスとTARGET JAMMが手を組み離島向け環境製品を開発
最近、バイオエックス株式会社と株式会社TARGET JAMMが資本提携を結び、植物由来の100%のポリ乳酸樹脂であるPLA製品の開発に乗り出しました。この提携の狙いは、特にマイクロプラスチックの問題に直面する離島の電解製品を作ることです。
新技術の開発
バイオエックスは、トウモロコシ由来のポリ乳酸樹脂に1...
150℃までの耐熱性を持たせる技術を世界初で開発しました。この技術を基に、滋賀県で開催される「第79回国民スポーツ大会」と「第24回全国障害者スポーツ大会」の開会式、閉会式で使用するソフトコップを共同で提供します。使用後には、大阪ガスの資源循環技術を利用して家庭用ガスとして再利用される仕組みが整っています。
離島の持続可能性を追求
TARGET JAMMもまた、奄美大島の与路島を基地に、インバウンド向けの宿泊施設やビジターセンターの運営を行います。さらに、絶滅危惧種の保護活動や地域の活性化に取り組み、地域社会の一翼を担っています。
この協力によって、奄美群島に存在するサトウキビを原料とした新たなPLA製品が開発されることになります。このPLA製品は、黒糖焼酎の製造過程で発生した搾りカスを活用し、廃棄物を資源として再利用することで、土へ還る自然循環モデルを構築します。
事業譲渡によるシナジー効果
バイオエックスはまた、現在展開している抹茶の輸出事業をTARGET JAMMに譲渡しました。これにより、TARGET JAMMは新たに抹茶ビジネスを加え、日本酒や焼酎などと併せて、海外市場の拡大を目指します。さらに、バイオエックスのCEO吉田浩一が、TARGET JAMMの取締役に就任し、二社の提携によるシナジー効果を最大化していく計画です。
環境への配慮と地域への貢献
この提携は、環境への配慮及び地域経済の活性化を同時に追求しています。PLA製品は生分解性があり、使用後は土中で微生物によって分解されるため、マイクロプラスチック問題を軽減する助けとなります。また、地域の資源をフルに活用することで、持続可能な経済活動を可能にします。
この活動を通じて、両社は自社のビジネスモデルが環境と地域に良い影響を与えることを証明し、新たな時代のCSR(企業の社会的責任)を示していきます。皆さんも注目してみてください。
企業情報
バイオエックス株式会社は、滋賀県彦根市に本社を置き、100%植物由来のPLA製品の開発、製造、販売を手がけています。株式会社TARGET JAMMは福井県に本社があり、旅行業務や宿泊施設の運営を通じて地域活性化に取り組んでいます。
この提携が実現することによって、離島の環境問題解決に向けた新たな一歩が踏み出されることを期待しています。
会社情報
- 会社名
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株式会社TARGET JAMM
- 住所
- 福井県三方郡美浜町早瀬19号村中庄92番1
- 電話番号
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070-1382-6046