電力需給の急増に対応するセミナー開催
2026年1月8日(木)、一般財団法人電力中央研究所の丸山真弘氏を講師に迎え、大規模負荷の系統接続とデータセンターの急増についてのセミナーが開催されます。 近年来、電力需要が急増しているデータセンターやその接続に関する課題について議論されるこのセミナーは、米国と日本の現状比較を通じて、新たなアプローチを模索します。
セミナーの背景
近年、米国ではデータセンターなどの大規模負荷が急激に増加し、その結果、電力系統への接続期間が長期化しています。この状況により、家庭用電力需要者からは、高額な接続費用を託送料金という形で負担することへの不満が寄せられています。また、接続を急ぐデータセンター業者が同時に複数の接続申請を行うことで、最初の接続地点で立地するという「幻の需要」が発生し、全体の接続時間がさらに延びる悪循環が見られます。このような現象は、米国で特に顕著です。
一方で、日本でも同様の問題意識が高まっており、総合資源エネルギー調査会傘下の次世代電力系統WGにおいて議論が進んでいます。講演では、米国の事例を交えながら、日本国内の対策内容も詳しく解説される予定です。
セミナーの主な内容
このセミナーでは、以下の主要トピックスが取り上げられます。
1.
米国のデータセンターにおける現状
- 需要増加と設備形成の現況
- 需要の不確実性
2.
大規模負荷への対応策
- 併設負荷の問題
- 需要の不確実性に対する対策
- 自家発電による電力確保の考え方
3.
デマンドレスポンスの重要性
- 負荷抑制とデマンドレスポンスによる信頼度確保
- 早期接続検討の重要性
4.
質疑応答および名刺交換
セミナーは、会場での受講、Zoomウェビナーによるライブ配信、アーカイブ配信のいずれかの方法で参加可能です。アーカイブ配信により、参加者は自分の都合に合わせて視聴できるため、多忙なビジネスパーソンにも最適です。
参加方法と詳細
- - 日時:2026年1月8日(木)午後1時~3時
- - 場所:SSKセミナールーム、東京都港区西新橋
- - 受講方法:会場受講、Zoomでのライブ配信、アーカイブ視聴
詳細な情報は
こちらのリンクからご覧いただけます。
本セミナーは、現代の電力需給の課題を理解し解決へ向けた具体的な情報を得る貴重な機会です。ビジネス関係者や関心のある方は、ぜひご参加ください。