豊橋市が進める子育て応援交通施策
豊橋市では、小さなお子様を連れた家族が公共交通を安心して利用できるよう、新しい取組を始めました。この施策は、子どもたちが電車やバスに乗りたいという気持ちを応援するもので、具体的には“子育て応援ステッカー”を掲示した電車やバスが運行されることが特徴です。これにより、親御さんたちが子どもが騒がないかという心配を感じずに済むようになります。
デザインの特徴
このステッカーには、豊橋市出身である佐野妙(さの たえ)先生によるオリジナルイラストが施されています。このイラストが、日常的に豊橋市の公共交通の車両に取り付けられ、地域に親しみを感じる要素を加えています。
絵本の世界を体験
さらには、渥美線の車両内で「ガタゴトポーン!トヨッキーのぼうけん」という本市オリジナルの交通絵本がラッピングされています。著者である豊橋市出身の絵本作家、高橋祐次(たかはし ゆうじ)先生が手掛けたこの作品は、電車やバスに乗る子供たちに、早い段階から公共交通に親しむきっかけを提供します。
イベントの紹介
9月21日(土)には「ええじゃないか豊橋 カーフリーデー2024」が開催され、子育て応援ステッカーが貼付されたバスの展示も行われます。イベントは豊橋市のまちなか広場で、11:00から16:00までの間、地域住民や観光客が訪れることが期待されています。
期間および対象車両
この新たな施策は、令和6年9月21日から順次運行される予定です。具体的には、渥美線の全編成の先頭車両、市電(ほっトラム)、および全路線バスにステッカーが貼付され、渥美線の5編成ではそれぞれ異なるラッピングを施した車両が出発します。これにより、色鮮やかで魅力的な車両が豊橋の街を走り抜けることになります。
環境への配慮
この取り組みは、都市交通を通じて地域の環境問題を考える「モビリティウィーク」にも関連しています。毎年9月16日から9月22日までの期間に行われるこのイベントでは、多彩なアクティビティが予定されています。
特に注目すべきは、オリジナル木製つり輪キーホルダーの製作体験や、電車やバスを使って来場された方へのプレゼントが用意されています。また、バスの乗り方教室や鉄道・バスのレアグッズ抽選会も行われ、公共交通の魅力をさらに引き出します。
豊橋市のこの革新的な取り組みは、地域の皆様が公共交通を利用する機会を増やし、さらに地域愛を育むための第一歩となるでしょう。これからの豊橋市の公共交通が、どのように変わっていくのか注目です。