トビラシステムズが警告!特殊詐欺とフィッシング詐欺の実態と対策
2024年12月、トビラシステムズ株式会社(本社:愛知県名古屋市)は、特殊詐欺やフィッシング詐欺に関する独自の調査レポートを発表しました。このレポートは、詐欺電話や詐欺SMSの急増とそのトレンドについて詳しく説明しています。特に、詐欺電話の件数は前年と比較して大幅に増加しており、その中には「警察官」になりすます手口や、宅配業者を装ったSMSなどが含まれています。
調査結果の概要
調査期間は2024年12月1日から31日までの1か月間で、以下のような特徴的な結果が挙げられました。
1. 詐欺電話の増加
末尾が「0110」という国際電話番号からの着信が、この半年間で200倍以上増加したことが確認されました。この番号は日本の警察署で使われることから、詐欺師がこの番号を悪用している状況が浮き彫りになりました。警察を名乗る詐欺の具体例では、けさ詐欺と呼ばれる手口が目立ち、多くの人が騙されています。
2. フィッシング詐欺SMSの増加
特に目を引くのは、宅配事業者をかたる詐欺SMSの割合が77.4%に達したことです。これに対し、金融機関を名乗るSMSも多く発生しており、銀行名を悪用した詐欺が継続的に行われています。たとえば、三菱UFJ銀行やJCBなどの名前が使われ、利用者を狙った悪質な手口が広がっています。
3. 急増する特殊詐欺の手口の多様化
最近では、自動音声を利用した「劇場型」詐欺も増加傾向にあります。これは最初に自動音声が流れ、次第に人間が登場して金銭の要求をするというタイプのもので、特に注意が必要です。これらの詐欺の多くは、総務省や通信事業者を名乗るものとされ、被害に遭う前に警戒が不可欠です。
効果的な対策は?
トビラシステムズは、以下のような対策を提案しています。電話でお金やキャッシュカードの話が出た場合はまず疑い、怪しいと感じたらすぐに電話を切り、家族や信頼できる人に相談することが大切です。また、迷惑電話対策サービスを利用することで、特殊詐欺や悪質商法からの被害を未然に防ぐことが可能です。
トビラシステムズについて
トビラシステムズは、特殊詐欺やフィッシング詐欺、グレーゾーン犯罪撲滅を目指し、自社で開発した迷惑情報フィルタサービスを提供しています。このサービスは月間約1,500万人に利用されており、詐欺被害の軽減に貢献しています。
公式サイトでも、詐欺SMSのリアルタイム情報などが確認できるので、ぜひチェックしてみてください。詐欺の被害を防ぐためには、正しい知識と情報が重要です。特に年末に向けて詐欺が増加する時期ですので、警戒を緩めないようにしましょう。