岡山大学が国務省関係者を迎え教育交流に新機軸
2025年7月23日、岡山大学の那須保友学長は、米国国務省教育・文化局のハイディ・マンレイ氏とAmerican Councils for International Educationのシドニー・スパロウ氏を招待し、表敬訪問が行われました。訪問は、日米の教育交流を一層発展させるための重要な一歩となることが期待されています。
この訪問には、岡山大学の関係者も同席し、互いの交流の意義を深く理解する機会となりました。特に、岡山大学がCLSプログラムにおいて日本で唯一の受け入れ大学であることが強調され、これにより167人のアメリカ人学生が本プログラムを通じて交流してきたことが紹介されました。マンレイ氏は、プログラムの質と岡山大学のホスピタリティに感謝し、今後の協力関係の継続を期待するとのコメントがありました。
那須学長は、岡山大学が行なってきた国際共修への取り組みを紹介し、 CLSプログラムを通じてアメリカ人学生との交流が本学学生にとって大きな刺激になったことを伝えました。これにより、国際的な視野と感性を育むことができると強調しました。
CLSプログラムの意義
CLSプログラムは米国務省が実施している、国家安全保障や経済発展に貢献するための重要な言語教育プログラムです。ロシア語、中国語、日本語など、世界13言語の学習を通じて将来のリーダーを育成しています。岡山大学がこのプログラムを実施することで、日米の教育的架け橋となり、国際的な人材育成に寄与しています。
訪問中、マンレイ氏は現在進んでいる授業を視察し、実際の教育現場に触れる機会も得ました。また、岡山大学の学生や教員との意見交換が活発に行われ、相互の理解が深まる有意義な時間となりました。
未来への展望
今回の訪問は、岡山大学と米国の国務省、さらにはACIEとの信頼関係を一層確固たるものにするとともに、国際教育の質が高い評価を受けていることを再確認する場となりました。今後も岡山大学は、CLSプログラムだけでなく、さまざまな国際連携を進め、グローバルに開かれた大学を目指していきます。
また、地域中核・特色ある研究大学として、教育を通じたSDGsの達成にも貢献し続けることが期待されています。岡山大学の今後の動向に、ぜひ注目してください。地域社会と共に発展する岡山大学の挑戦にご期待ください。