新たな顧客ロイヤルティ
2021-07-05 13:00:13

名古屋大学とGiXoが発表した新たな顧客ロイヤルティ向上手法とは

名古屋大学とGiXoの共同研究が注目を集める



最近、名古屋大学経済学研究科の山口景子准教授と株式会社ギックス(GiXo)が共同で行った研究が、2021年のINFORMS Marketing Science Virtual Conferenceで発表されました。この研究は、顧客のロイヤルティを向上させるための新たなキャンペーン形式についてのものです。

宣言型スタンプラリーとは?



彼らが提案したのは、「宣言型スタンプラリー」と呼ばれる新しい取組みです。これは、個客選択型スタンプラリー「マイグル」を用いて、顧客が自ら小さな目標を設定し、それに基づいて買い物する楽しみを増やす形式です。具体的には、オンライン実験と駅ビルでのフィールド実験を通じて、その有効性を検証しました。

「マイグル」は、個々のニーズに基づいてカスタマイズされたスタンプラリーを作成できます。顧客は自分の興味や嗜好に合った選択肢の中から選び、自分だけのスタンプラリーを組み立てます。このアプローチにより、スタンプラリーの参加率や継続率の向上が期待されます。

研究結果の概要



研究の結果は、顧客のショッピング体験の質を向上させるだけでなく、ロイヤルティを高める可能性があることを示唆しました。「宣言型スタンプラリー」は、顧客自身の意思決定を促し、自身に合った体験を提供するという点での意義が明らかになりました。

これにより、従来のキャンペーンとは異なる形で、顧客との関わり方を見直す契機となるかもしれません。顧客が目標を自ら設定し、それに向かって進むことで、達成感が生まれ、その過程がショッピング体験の質をより豊かにするのです。

今後の展望



今回の発表は研究成果の第一歩であり、今後も継続的に研究を進めていく意向が示されています。新たなキャンペーンフォーマットが業界に与える影響が期待される中、GiXoと名古屋大学の共同研究は今後どのような進展を見せるのでしょうか。

GiXoについて



GiXoは、データを基にした戦略コンサルティングを行う企業であり、アナリティクスを駆使してクライアントの経営課題解決を目指しています。顧客のニーズに応じた戦略やツールの研究開発を行っており、買い物体験を向上させる新たな手法に取り組んでいることがこの研究からも伺えます。

まとめ



名古屋大学とGiXoの共同研究は、顧客ロイヤルティ向上に向けた新しい試みとして、ビジネスシーンに新風を吹き込む可能性があります。「宣言型スタンプラリー」の実績が今後も積み重ねられ、業界全体に革新が広まることが期待されます。

会社情報

会社名
株式会社ギックス
住所
東京都港区三田1-4-28三田国際ビル11階
電話番号
03-3452-1221

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