株式会社FCEがONE Teamとして新たなスタートを切る
東京を拠点とする株式会社FCE(9994)は、2024年8月1日をもってグループ各社の吸収合併を完了することを発表しました。今回の統合により「株式会社FCE」として一つにまとまり、人的資本の最大化を目指して新たなステージに突入します。
吸収合併の背景と目的
FCEは2017年4月にホールディングス化を実施し、グループ全体の競争力を強化してきました。特に2022年10月には東京証券取引所に新規上場を果たし、急速な成長を遂げました。しかし、今後の環境変化や成長戦略を考える上で、DX推進事業と教育研修事業の相互連携がより重要になると考え、柔軟な組織構造の確立を決定したのです。
このため、純粋持株会社体制を見直し、各グループ会社を吸収合併する方向に進みます。2023年5月24日には「純粋持株会社体制解消に向けた検討の開始について」を発表し、社内では「Reborn▶◀FCEプロジェクト」を立ち上げ、統合に向けた具体的な取り組みを進めてきました。
株式会社FCEとしての新たな目標
統合後の株式会社FCEは、顧客企業の人的資本最大化を実現するために、強固な企業体質の構築と持続的な成長を目指します。人的資本の最大化には、社員がその能力を最大限に発揮できる環境を整えるDX推進と、人財および組織の能力向上を図る教育研修の両面からのアプローチが必要です。
FCEでは、DX推進において「RPAロボパットDX」を展開し、教育研修分野では、社員教育プラットフォーム「Smart Boarding」や各種研修・コンサルティングプログラムを通じて企業様を全面的にサポートしています。また、新規事業として、生成AIを活用した「FCEプロンプトゲート」の展開にも取り組んでいます。
統合により、DX推進事業と教育研修事業の連携を一層強化し、ワンストップで提供できるサービスに競争力を持たせていく方針です。また、教育研修事業では、先進的な技術と専門知識を結びつけることで、顧客企業の成長を後押しします。
新たなカルチャー「アントレプレナーファームFCE」
今後は、企業文化として「アントレプレナーファームFCE」を掲げ、社員の成長を促進しつつ、企業の人的資本最大化を実現する新規事業の創出にも力を入れます。日本は人口減少社会に突入しており、企業の人的資本最大化が経済活性化の鍵と考えています。私たちは成長を求める企業にとって必要不可欠なパートナーとなるべく、さらなる挑戦を続ける所存です。
統合のスケジュール
- - 2023年11月1日:株式会社ダイニングエッジ・インターナショナル吸収合併
- - 2024年1月1日:株式会社FCEパブリッシング吸収合併
- - 2024年4月1日:株式会社FCEトレーニング・カンパニー吸収合併
- - 2024年7月1日:株式会社FCEエデュケーション吸収合併
- - 2024年8月1日:株式会社FCEプロセス&テクノロジー吸収合併
なお、2024年1月に完全子会社化された株式会社日本コスモトピアは引き続き連結子会社として運営されます。
まとめ
FCEは、これまでも数多くの技術とノウハウで企業の成長をサポートし、その成果を上げてきました。今後も「あふれる未来をつくる」というビジョンのもと、人的資本の最大化に貢献しつつ、DX推進事業と教育研修事業を通じて、クライアントの成長を支援していくことを目指します。私たちの挑戦は、ここから始まります。