日揮が長崎に新設するエンジニアリング拠点
日揮ホールディングス株式会社の国内EPC事業会社である日揮株式会社は、長崎県および長崎市と共に9月26日に立地協定式を行いました。この協定により、日揮は長崎に新たなエンジニアリング拠点を設置し、2050年カーボンニュートラルの実現を目指す取り組みを加速させることになります。
地域との協力
立地協定式には、長崎県知事の大石賢吾氏、長崎市市長の鈴木史朗氏、日揮の代表取締役社長執行役員の山口康春氏が出席しました。山口社長は、「長崎は歴史的にものづくりの文化が根付いている土地であり、地元の人々の魅力も相まって、ここにエンジニアリング拠点を設けることを決定しました」と、地元の魅力についても言及しました。
新拠点の概要
新しく設立される日揮株式会社の長崎事務所は、長崎市万才町に位置し、2024年11月に開設を予定しています。この拠点では、今後国内で増加する低・脱炭素分野や資源循環分野に関連する設備投資に対応するための設計・調達機能を一部担当します。
具体的には、神奈川県横浜市にある本社で行われていた機能を、一部長崎に移す形で、地域の協力企業と連携しながら運営していく見込みです。また、今後5年間で8名の雇用が創出される計画となっています。
日揮は、長崎の企業と共に地域経済の活性化にも寄与することを目指し、地域との密接な関係を築くことで、持続可能な社会の実現に向けた重要なステップを進めていく方針です。特に、エネルギー関連のプロジェクトにおいては、脱炭素技術の導入が不可欠であり、今後はその対応を強化していく必要があります。
まとめ
日揮の新設エンジニアリング拠点が長崎で開設されることにより、地域には新しい雇用機会が創出され、持続可能な社会の実現に向けた一歩を踏み出すことになります。地域との協力を重視しながら、それぞれの企業が力を合わせて、未来の社会に貢献していくことが期待されます。