Samsung WalletがJCBと提携しモバイル決済市場を拡大へ

サムスンとJCBの提携がもたらすモバイル決済の新時代

2025年8月1日より、サムスン電子ジャパンと株式会社ジェーシービー（JCB）の間でSamsung Walletへの新たな決済機能の導入が始まります。この提携は、日本国内のキャッシュレス決済をさらに強化するものと期待されています。サムスンは、Samsung Galaxyシリーズを通して、日本の市場のニーズに応え、JCBとの連携を通じて国際的な決済ビジネスの拡大を目指しています。

セレモニーでの意見交換

日付は未定ですが、JCBの常務、岡崎正明氏とサムスンのチェウォンチョル副社長によるローンチセレモニーで、双方の意見が交わされました。サムスンのチェ副社長は、日本のキャッシュレス市場についての見解を示し、JCBの技術力との連携に対する期待を表明しました。チェ副社長は「JCBとの提携は、日本でのSamsung Walletの競争力を強化し、モバイル決済の拡大に寄与する」という意欲を語りました。

　JCBの岡崎氏も、国際カードブランドとしての役割を強調し、「Samsung WalletにおけるJCBのタッチ決済対応は、新たな価値をもたらす」と述べ、両社の協力関係に期待を寄せました。

JCBのモバイル決済戦略

JCBは、近年のモバイル決済の需要に積極的に対応しており、タッチ決済においても急激な成長を見せています。今回の提携により、Samsung Walletでの支払いが可能になることで、JCBカードの利用促進が期待されています。特に、国内外での利便性向上を図る狙いです。

多国籍展開への期待

今後、サムスンとJCBは日本国内だけでなく、韓国、台湾、ベトナムといった地域でもSamsung Walletの展開を計画しています。これにより、世界中のユーザーに向けて、QRCODEやバーコード決済を持つ新たなサービスが提供されることになります。これらの地域でのJCBカードの普及は、サムスンのビジネス拡大にも貢献するでしょう。

「Samsung Wallet」について

「Samsung Wallet」は、Samsung Galaxyユーザーがクレジットカード、QRコード・バーコード決済、ポイントカードなどを一元管理できるデジタルウォレットです。このアプリを使えば、複数のアプリを立ち上げることなく、瞬時に決済を行うことができます。

利用は無料で、Android 14以上のSamsung Galaxyスマートフォンを対象としています。さらに、拡張性のあるプラットフォームなので、将来的にはさらなる機能追加が見込まれています。