第24回手帳大賞で名言大賞が発表！多彩な心の叫びを紹介

第24回手帳大賞名言大賞が決定

2023年、忙しい現代人を支える手帳文化の象徴とも言える「手帳大賞」が開催され、その名言大賞において過去最多となる40,453通の応募が寄せられ、見事に受賞作品が決まりました。名言大賞では、応募作品の中から特に心を打つ言葉を選出し、受賞者には賞金100万円が手渡されるという栄誉が与えられます。今回は、審査員としてエッセイストの松浦弥太郎さん、歌人・作家の東直子さん、そして作家の金原ひとみさんの3名が参加し、それぞれの視点から審査が行われました。

名言大賞受賞作品

今回の名言大賞の大賞作品は、「魂がこぼれそう」です。この作品は、接客業務に追われていた応募者の45歳女性が、同僚の言葉として記したもので、忙しさの中での深呼吸の瞬間に生まれた言葉です。「魂が宿っている」という発見から、彼女は神聖な思いに駆られました。この言葉は短いながらも心に響き、多くの人々に感動を与えました。

受賞作品には3つの特別賞も選ばれています。その一つ、兵庫県に住む30歳の女性が応募した「雨の日すきやねん拍手されてるみたいやろ」は、雨の日の憂鬱な気持ちを和らげる心温まる言葉です。まるで雨が降って拍手を受けているかのような、不思議な安心感を伝えてくれます。これは、困難をポジティブに受け止める力が秘められている言葉と言えるでしょう。

他にも、母からの励ましの言葉「そんときは、そんときさんがどうにかしてくれるよ。」や、心温まるユーモアを感じさせる子供の発言「地球と戦ってきた。なかなか強かった。」など、特別賞を受賞した作品は多様性に富んでいます。それぞれの言葉は、その背景にある思いやりを感じさせ、読む者に深い感動を与えます。

優秀賞作品の紹介

また、優秀賞に選ばれた2作品も注目です。愛知県の25歳女性が応募した「ときめくところにいてね。」は、転職に迷っていた時、友人からもらった支えの言葉であり、自分の幸せを大事にする重要性を教えてくれます。さらに、山梨県の男性が応募した「良い本には川が流れている」は、国語の先生の言葉で本の真髄を伝えています。本を通じて得られる教訓や心の豊かさを感じられる素敵なフレーズです。

手帳大賞について

手帳大賞は、「コトバとアイデア」のコンテストとして、毎年多くの応募を受け付けています。名言大賞と商品企画大賞という2つの部門から成り、手帳を身近に感じてもらうような作品が求められています。第25回手帳大賞も既に応募を開始しています。

手帳大賞の正式なサイトには、過去の受賞作品や次回の応募についての情報も掲載されています。この機会に、ぜひ手帳の存在を改めて感じてみてはいかがでしょうか？

手帳大賞HP