MODE社の資金調達
2018-09-25 08:58:38
MODE社、True Venturesからの資金調達によりデータ収集の新たな可能性を拡大
MODE社、データ収集の未来を築く
米カリフォルニア州に本社を置くMODE, Inc.(以下、MODE社)は、シリコンバレーを拠点に急成長を遂げているスタートアップ企業です。最近、同社は米国のベンチャーキャピタルTrue Venturesから300万ドルのシリーズA資金調達に成功したことを発表しました。これにより、MODE社の調達総額は500万ドルに達しました。
データビジネスの必然性
今日、ビジネスの世界ではデータをいかに活用するかが企業の競争力を左右しています。特に製造業や自動車、バイオ・医療などの分野では、IoT(Internet of Things)システムによるデータ収集の重要性が増しています。しかし、実際には多くの企業がIoTシステムの開発に困難を抱えているのが現状で、実証実験を終えた段階での実用化が進んでいない状況です。
MODE社の技術とメリット
MODE社は、センサーデータをクラウドに収集する技術に特化しています。彼らの技術を用いることで、センサーデータを容易に業務ソフトウェアに統合することができ、これにより作業の効率化や有益な知見の得られる可能性が広がります。さらに、他のIoTプラットフォームと比較して、カスタム開発にかかる工数を大幅に削減できる点も大きな利点です。これにより、企業は自社のビジネスにデータを役立てやすくなります。
MODE社は、自社のセンサー・ゲートウェイと時系列データベースを組み合わせて、大規模な実用システムを運用できる仕組みを提供しています。これにより、企業が実際に業務で活用するためのデータ収集がスムーズに行えるようになります。
CEOのビジョン
MODE社の共同創設者でありCEOの上田学氏は、データ収集は自動化やビッグデータ分析、AIの活用に向けた第一歩だと強調します。「私たちは、企業がデータ収集にかかる労力を削減し、その結果、ビジネスにおけるデータの活用に専念できるよう支援したいと思っています」と彼は述べています。上田氏は以前、Googleマップの開発に携わり、Twitter社ではエンジニアリング・ディレクターを務めた経歴があります。
共同創設者のバックグラウンド
共同創設者のイーサン・カン氏も、米Yahoo!でデベロッパーを担当した経験を持っています。二人の創設者の豊富なバックグラウンドと大規模なクラウド構築のスキルがMODE社の設立の原動力となりました。彼らの技術は、今後ますます多様な産業において業務プロセスの改善や自動化に寄与することでしょう。
期待される未来
True Venturesの共同経営者オム・マリク氏は、センサーがデータとそれに基づく知見の重要な源であると指摘。「MODE社のチームが新たな資金を活用することで、ビジネスの拡大が一層加速し、無数のセンサーがクラウドと連携していく未来を期待しています」と述べています。
MODE社のサービス内容
MODE社は、センサーデータの収集からクラウドへの導入までを一手に担うインフラを提供しています。彼らの独自技術は、短期間でセンサーや産業機器を接続し、効率的なデータ収集を実現します。
True Venturesとは
True Venturesは2005年に設立されたシリコンバレーのベンチャーキャピタルで、特にアーリーステージの技術系スタートアップ企業に焦点を当てています。14億ドルを超える資産を運用し、急成長中の企業や優れた起業家たちを支援しています。これまでに250以上の企業を創出し、世界中で1万人以上の職を生み出すなど、経済成長に貢献してきました。詳細は公式ウェブサイトにてご確認ください。
まとめ
MODE社の取り組みは、データビジネスの新しい可能性を示しています。この資金調達を機に、ますます多くの企業がデータの収集と活用に乗り出し、イノベーションを生んでいくことでしょう。
会社情報
- 会社名
-
MODE, Inc
- 住所
- 1840 Gateway Dr. Suite 250
- 電話番号
-
03-4500-8059