イベリアトゲイモリ事業化プロジェクトがBioJapan 2025に出展
2025年10月8日から10日まで、パシフィコ横浜で開催されるバイオテクノロジー展示会「BioJapan 2025」に、鳥取県のイベリアトゲイモリ事業化プロジェクトが出展します。このイベントはアジア最大のバイオビジネスのパートナリングイベントであり、全国から参加者が集まります。イベリアトゲイモリ事業化プロジェクトは、近年の倫理的な観点や経済性に配慮した新しい試験モデルの必要性に応えるための重要なビジョンを提示します。
イベリアトゲイモリとは?
イベリアトゲイモリは、スペインやポルトガルに生息する両生類で、特に再生能力に秀でた生物として知られています。そのため、動物実験に代わる新たな代替モデルとして期待されており、製薬・農薬分野における化学物質の毒性評価において注目されています。従来の動物実験からの移行を目指すその取り組みは、動物倫理の問題や経済的な負担を軽減する役割も果たします。
プロジェクトの背景と目的
動物実験の倫理性への配慮が高まる中、特に哺乳類を使用した実験の自主規制が進んでおり、新たな方法の開発が求められています。その中で、イベリアトゲイモリは再生能力と高い生理的適応性から、動物実験の代替手段として研究者たちにとって大きな希望をもたらす存在となっています。鳥取大学の大林准教授、才木助教、広島大学の林教授などの研究チームがこのプロジェクトに携わり、イベリアトゲイモリの受精胚を用いた次世代の安全性評価モデルを確立することを目指しています。
出展概要
「BioJapan 2025」における鳥取県ブースは、イベリアトゲイモリをテーマにした展示を行い、来場者にこの新たな取り組みの魅力や意義を伝えます。展示会は、令和7年10月8日から10日までの3日間、横浜市のパシフィコ横浜で開催され、会場の営業時間は毎日10:00から17:00までです。入場及び取材には、事前登録が必要となっていますので、興味がある方はぜひ公式サイトから登録を行ってください。
お問い合わせ先
本プロジェクトに関する詳細情報や問い合わせは、鳥取大学医学部附属病院の助教・才木直史にお尋ねいただけます。電話番号は0859-38-7632、メールは
[email protected]です。また、展示会の入場や取材については、事前の申し込みが必要ですので、以下のリンクから登録をお願いします。
取材登録サイト
さらに、本リリースに関する問い合わせ先は、鳥取県商工労働部産業未来創造課までお知らせください。電話番号は0857-26-7564、FAXは0857-26-8117です。公式ウェブサイトからも詳細情報をご覧いただけます。
まとめ
イベリアトゲイモリの研究は、動物実験の現状を見直す大きな一歩です。どのように新しい評価モデルを確立し、バイオ産業に貢献できるかが今後の我々に問われています。BioJapan 2025でのこの取り組みの発表が、また新たな時代の幕開けを告げることを期待しています。