PLA樹脂グラス実用化
2024-06-26 13:58:07

日進精機、環境配慮型PLA樹脂製グラスを開発!薄型設計で機能性とデザイン性を両立

日進精機、環境配慮型PLA樹脂製グラスを開発!



精密部品の深絞り順送金型・プレス加工から次世代自動車・半導体などの電子部品まで、幅広い分野で精密金型・プレス加工を手掛ける日進精機株式会社が、植物由来の生分解性樹脂「ポリ乳酸(PLA)樹脂」を100%使用した薄型グラス2種「バイオ7」と「4ティアズ」を開発し、2024年7月より販売を開始しました。

脱炭素社会への貢献



地球温暖化や化石資源枯渇などの課題が深刻化する中、日進精機は日本のモノづくり企業として、環境負荷の低減に貢献できる製品開発に取り組んでいます。その取り組みの一環として開発されたのが、PLA樹脂製の薄型グラスです。PLA樹脂はトウモロコシやサトウキビなどを原料とし、コンポスト内では約3ヶ月で生分解されるため、環境負荷が低く、地球環境への配慮が求められる現代社会において注目されています。

薄さ0.65mmの薄型設計を実現



PLA樹脂は、単一素材では成形が難しく、従来は厚さ1mm程度の製品しか作れませんでした。しかし、日進精機は独自の高度な製造技術を駆使することで、最薄部わずか0.65mmという薄型設計を実現しました。薄さだけでなく、口元が滑らかなため、ドリンクの味わいをダイレクトに感じることができ、従来のグラスにはない口当たりを実現しています。

2種類のデザインと機能性



今回開発されたのは、7角形の底面から円形に広がる独特なデザインの「バイオ7」と、4段構造で安定感があり、グリップしやすい「4ティアズ」の2種類です。「バイオ7」は、飲み口が薄く、口当たりが良く、高級感のある印象。「4ティアズ」は、安定感があり、持ちやすく、カジュアルなシーンに最適です。

コスト面への配慮



PLA樹脂は、一般的な化石資源由来樹脂に比べて価格が高いため、日進精機では特殊な加工方法を用いてスクラップゼロを実現し、成形時間を短縮することで、コスト面でも配慮した製品作りを目指しています。

環境問題に関する教育目的にも活用可能



日進精機は、PLA樹脂製グラスを環境問題に関する教育目的にも活用することを目指しています。堆肥作りからPLA樹脂の分解過程の観察など、実際に環境問題に触れることで、子供たちの環境に対する意識を高めることができます。

今後の展望



日進精機は、今後もPLA樹脂を用いた製品開発を進め、環境負荷の低減に貢献していくとしています。また、新工場(GXものづくりセンター)を建設し、耐熱性PLA樹脂の成形技術確立にも注力していく予定です。

環境負荷の低減とデザイン性を両立したPLA樹脂製グラス



日進精機が開発したPLA樹脂製グラスは、環境負荷の低減と使い心地の良さ、デザイン性を兼ね備えた製品です。環境問題への関心が高まる現代社会において、新たな選択肢として注目されています。

環境配慮とデザイン性を両立したPLA樹脂製グラス:日進精機の挑戦



日進精機のPLA樹脂製グラスは、単なる環境配慮型製品ではなく、デザイン性や機能性にもこだわった、新しい時代のグラスと言えるでしょう。薄さ0.65mmという驚きの薄型設計は、製造技術の粋を集めたもの。従来のPLA樹脂成形では実現不可能だった薄さを実現したことは、日進精機の技術力の高さを示しています。

機能性とデザイン性の融合



「バイオ7」と「4ティアズ」は、それぞれ異なる魅力を持つデザインですが、共通して言えるのは、使い心地の良さです。「バイオ7」は、口当たりが良く、高級感のある印象。飲み物をより美味しく感じることができるでしょう。「4ティアズ」は、安定感があり、持ちやすく、カジュアルなシーンに最適です。機能性とデザイン性を両立したことで、幅広いシーンで活躍できるグラスと言えるでしょう。

持続可能な社会への貢献



日進精機は、PLA樹脂製グラスの開発を通して、環境負荷の低減だけでなく、持続可能な社会の実現を目指しています。PLA樹脂は、生分解性を持つため、廃棄物による環境汚染を防ぐことができます。また、スクラップゼロを実現することで、資源の有効活用にも貢献しています。

新しい選択肢を提供



日進精機のPLA樹脂製グラスは、環境に配慮しながら、機能性とデザイン性を両立した、新しい時代のグラスです。環境問題への関心が高まる現代社会において、多くの企業や個人に新たな選択肢を提供する存在となるでしょう。

画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

トピックス(経済)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。