岡山で開催される「岡山DXハッカソン」
岡山県瀬戸内市に位置する学校法人せとうち 日本ITビジネスカレッジが、10月7日から16日にわたり、岡山DXハッカソンを開催します。このイベントでは、企業と学生が力を合わせて地域課題の解決に挑み、デジタル技術を駆使したアプリケーションの開発を行います。参加企業には、日本電気株式会社(NEC)や株式会社ジェイテックが名を連ねており、特にNECが主催する形となっています。
このハッカソンの目的は、地域の課題解決や産業振興、さらには地方創生をテーマにした、実用的なソリューションを提案することです。イベントは、インド、ミャンマー、ネパールからの留学生を含む日本ITビジネスカレッジの学生と、NECおよびジェイテックの若手社員がチームを組んで挑むスタイルです。地域に根ざした問題に対する解決策を探るため、チームは7日間のグループワークを通じて、自らのアイデアを具体化していきます。
チーム活動の流れ
ハッカソンに参加する学生たちは、まずチーム内で解決すべき課題を設定します。次に、その課題に関連する背景情報を深掘りし、想定するアプリケーションの利用者層や期待されるビジネス効果を詳しく分析していきます。具体的には、行政手続きのデジタル化や地域スポーツ施設の予約システムの構築など、地域社会に直接貢献するプロジェクトを視野に入れています。
最終日には、各チームがこれまでの取り組みを発表し、その結果に基づいて審査や表彰が行われます。このプロセスを通じて、参加者は実践的な技術とビジネススキルを磨くことが期待されています。さらに、岡山県の地域課題解決に向けたリーダーシップを育成することも、ハッカソンの重要な目的です。
地域への影響と参加者の声
日本ITビジネスカレッジの理事長、田中旬一氏はこのハッカソンを「岡山県を元気にし、国際色豊かな未来を創る第一歩」と位置づけています。様々なバックグラウンドを持つ学生が、日本企業と手を取り合いながら、地域の課題に取り組むことで新たな価値創造が期待されるのです。また、運営責任者である孫辰洋氏も、学生たちの成長や地域貢献の重要性を強調しています。
このイベントを通じて、学生たちは実践的な体験を得るだけでなく、将来のキャリアに役立つ貴重なスキルやネットワークを築くことができるでしょう。デジタルトランスフォーメーション(DX)の力を活用したこの挑戦が、岡山の未来を牽引する一助となることを願っています。
日本ITビジネスカレッジの理念
学校法人せとうち 日本ITビジネスカレッジは、地域創生とグローバルな視点を持った人材育成を理念としています。同校では、旧瀬戸内市立玉津小学校の施設を再利用し、教育の場を提供しています。これからも地域貢献を続け、新しいキーパーソンとしての役割を担っていくことでしょう。