2025年の『スポGOMI甲子園』岐阜県大会が盛況に開催
2025年10月5日(日)、岐阜県岐阜市の岐阜公園で『スポGOMI甲子園2025 岐阜県大会』が開催されました。この大会は、一般財団法人日本財団スポGOMI連盟が主催し、高校生たちがごみを拾い、その量と質で競うユニークな試みです。
参加者と成績
当日は12チーム、合計35名の高校生が参加し、最終的に合計26.09kgのごみを収集しました。このイベントの成功を収めたのは、岐阜高校の「岐阜高校硬式野球部O脚バスターズ」チームで、彼らは2.41kgのごみを拾い、953.5ポイントを獲得して栄冠を手にしました。
雨天による順延の中、名門校から初参加の高校までさまざまなチームが集まりました。雲行きが怪しい天候にも関わらず、選手たちの士気は高く、競技がスタートするや否や、皆ひたむきにごみを探し始めました。
ごみを通じた気付き
岐阜公園は観光地として常に清掃が行き届いています。そのため、一見するとごみは見当たりません。しかし、実際には隙間や植木の下、ベンチの下などに見えづらいごみが隠れています。選手たちは「こんなところにごみが?」と疑問を持ちながら、見落とされがちな場所の探索に力を入れました。このプロセスが、環境問題への関心と意識の向上につながるのです。
優勝チームのコメント
優勝した「岐阜高校硬式野球部O脚バスターズ」のメンバーは、「岐阜公園は美しい場所でしたが、やはり見えないところにはごみがあると実感しました。今後も全国大会に向かって、もっとたくさんのごみを拾って、東京も清潔に保つ手助けができればと思います」と意気込みを語りました。
スポGOMI甲子園の意義
『スポGOMI甲子園』は、参加者にとって単なる競技ではなく、環境への意識を高める貴重な場でもあります。世界の海洋ごみ問題が深刻化する中、私たちの生活とのかかわりを考える機会を提供しています。この活動を通じて、未来を担う若い世代が環境保護について深く考え、行動するようになります。
結び
『スポGOMI甲子園2025』は、ただのごみ拾いの競技を超えた、地域コミュニティの連携と環境問題への意識を高めるための大切なイベントであることを改めて感じさせるものでした。これからも各地で開催されるこのイベントが、持続可能な社会の根づきに寄与し続けることが期待されます。