アイシティと彦根市の新たな環境協定
2025年8月8日、コンタクトレンズ専門店「アイシティ」を展開するHOYA株式会社のアイケアカンパニーは、滋賀県彦根市と『使い捨てコンタクトレンズ空ケースの回収に関する協定』を締結しました。この協定は、彦根市が目指すごみの減量や資源化の促進に貢献し、アイシティの「ecoプロジェクト」が掲げる循環型社会の実現を支えるものです。これにより、プラスチックごみの削減を目指す意識向上が期待されています。
環境保護のための共同作業
この協定では、具体的にどのような取り組みが行われるのでしょうか。彦根市は、回収活動に関する情報を提供し、その重要性を市民に広める役割を担います。一方、HOYA株式会社は回収された空ケースの管理や専用ボックスの提供を行います。回収拠点は彦根市市役所や市内の各支所に設置され、市民が気軽に参加できるよう配慮されています。
アイシティ ecoプロジェクトの取り組み
アイシティは、2010年から「ecoプロジェクト」を始動し、全国約7,440箇所に設置した専用ボックスを通じてリサイクル活動を展開してきました。このプロジェクトは、空ケースの再資源化を促進するだけでなく、障がい者の自立支援や日本アイバンク協会への寄付など、社会貢献も視野に入れています。これまでに、累計789.45トン、つまり約7億8,900万個分のコンタクトレンズ空ケースが回収されており、その成果は大きなものとなっています。
SDGsとの関連性
世界中で注目を浴びているSDGs(持続可能な開発目標)の実現へ向けた動きは、アイシティの取り組みとも深く関連しています。使い捨てコンタクトレンズの空ケースを回収・再利用することによって、環境保護だけでなく、さらなる社会貢献が実現されるのです。市民や企業、日本アイバンク協会への寄付を通じて、多方面での貢献が可能になります。
今後の展望
アイシティは今後も、地域の自治体や企業、学校との連携を強化し、回収活動を広げていく予定です。すでに多くの団体や自治体、市民からの支持を受けており、さらなる参加を呼びかけています。環境保護のための意識を高め、みんなで協力し合うことが求められる今、アイシティの取り組みは多くの人々に影響を与えるでしょう。
この協定が、新たな循環型社会の実現に向けた大きな一歩となることを期待しています。