新商品アワード2025
2025-11-18 16:46:23
地域の味覚と新たな可能性を探る!新商品アワード2025レポート
地域の味覚と新たな可能性を探る!新商品アワード2025レポート
令和7年10月15日、仙台国際センターにて「おいしい山形・食材王国みやぎ 新商品アワード2025」が開催されました。宮城県と山形県の食品メーカーが新商品をエントリーし、県内外から集まったバイヤーたちがそれぞれの商品を評価し、投票を行いました。このアワードは、地域の特色を生かした新たな販路開拓を後押しすることを目的とした表彰制度であり、今年で5回目を迎えました。
多彩なエントリー商品
イベント当日は、31商品がエントリーされました。宮城県からは23品、山形県からは8品が参加。商談会の中央には、エントリーされた商品がずらりと並び、各社は説明パネルを工夫して展示し、バイヤーたちが商品の魅力に触れる機会を提供していました。バイヤーたちは、商品の見た目、パッケージデザイン、さらには味を確かめながら、真剣な眼差しで評価していました。
新商品の誕生とこだわり
エントリー商品の中には、地域の特産品や企業の技術を生かした革新的な商品がたくさん並んでいました。例えば、山形県酒田市の酒田米菓株式会社が出品した「オランダせんべい 酒田のラーメン風味」は、当地特有の煮干しを使用した商品の味を再現しています。担当者は、その味わいと軽やかな食感の秘密を語りました。また、宮城県石巻市の山徳平塚水産株式会社が持ち込んだ「冷やして食べる石巻おでん」は、添加物を使用せずに寒天でジュレ状に仕上げるというこだわりが詰まっています。これらの商品は、地域の特性を生かしながら新たな価値を提供しようとする努力の結晶です。
バイヤーの評価と視点
バイヤーたちの反応も非常に興味深く、試食を通じて商品の魅力を実感し、「新しさ」や「意外性」についてのコメントが相次ぎました。たとえば、六縣堂が出品した「六縣堂ラスク」について、「柔らかな見た目からは想像できない噛みごたえに驚かされた」といった声が聞かれました。また、山形県酒田市のマルノー山形が出した「飲む柿酢ぶどう味」は、地域特産品を使った健康志向の商品として注目を集めました。バイヤーからは、「素材の使い方や味のアレンジに工夫が感じられ、新たな可能性を感じた」との意見もありました。
地域の魅力を発信
この新商品アワードは、出品企業にとって売上の拡大を狙う重要な機会です。特に、「地元の魅力を伝えたい」という思いを持った企業が集まっている点が特徴です。例えば、宮城県石巻市の水月堂物産株式会社は、乾物商品「ほや酔明」を笹かまに練り込んだ商品を出展しました。担当者は、地域の特性を活かした商品化への意義を強調しました。
未来の展望
受賞商品の発表は令和8年1月を予定しています。バイヤーたちの評価が示す通り、今回のアワードでは地域の食材が新たな形で商品化される様子が伺えました。出品者にとっても、地域の食材をベースにした新商品の開発が売上に繋がる期待が高まります。このような取り組みを通じて、今後も地域間の連携が進み、さらなる食の可能性が広がることが期待されます。
会社情報
- 会社名
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株式会社日庄マーケティング・ソリューション
- 住所
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