日工が羽田で水素エネルギー展に出展
日工株式会社(本社:兵庫県明石市)は、2025年1月31日(金)から2月2日(日)までの3日間、東京都主催の「羽田みんなのみらい水素エネルギー展」に参加することを発表しました。この展示会では、日工が開発した水素燃料を使用したジェットヒーター「ハイドロヒート」を中心に、新たな技術と取り組みが紹介される予定です。
水素ジェットヒーター「ハイドロヒート」の特徴
日工の「ハイドロヒート」は、2024年2月に開発された日本初の水素専焼ジェットヒーターであり、その実証実験に成功しています。このジェットヒーターは、寒冷地域での暖房ニーズに応えるべく、屋外イベントや建設現場のコンクリート養生など多岐にわたって活用されています。
「ハイドロヒート」は、CO2を排出しないことが最大の特徴です。この革新的な暖房機器は、会場に温風を供給し、環境に優しい暖房ソリューションを提供します。
出展内容とパネルディスカッション
今回の日工の出展では、実機展示とデモンストレーションの他に、パネルディスカッションにも参加します。このディスカッションは、1月31日(金)の16:15から16:35までの20分間行われ、「水素利用活用を推進するために今後必要な取組(広報活動等も含めて)」がテーマです。会場は羽田イノベーションシティZONEBの「KAWARUBA(カワルバ)」です。
一般向けイベントもあり、子供たちを対象にした水素サプライチェーンの啓発活動や日工の取り組みを紹介するブースも設けられています。こちらは2月1日(土)および2日(日)の10:30~17:00に開催され、2日は16:00までの予定です。
イベントの概要
羽田みんなのみらい水素エネルギー展は、事業者向けと一般向けのイベントで構成されています。事業者向けの活動には開会式や講演会、事業者交流会、水素船による見学ツアーが含まれています。一方、一般向けではサイエンスショーやクイズショー、遊具体験、水素バスによる見学ツアーなどが行われ、参加者が水素エネルギーについて楽しく学べる環境が整えられています。また、両イベントでは水素を使用した料理の試食体験や水素焙煎珈琲の試飲も用意されており、参加者の興味を引く内容となっています。
日工株式会社について
日工株式会社は、1919年に設立され、創業以来、土木や建設に関する機器を製造・販売してきました。現在では、日本のインフラを支えるプラント機械メーカーとして、アスファルトプラントにおいて国内シェア70%以上を誇り、空港や生活道路などさまざまなプロジェクトに携わっています。
日工の公式ウェブサイトでは、最新の技術や製品情報が公開されており、業界の最前線で活躍する姿を窺い知ることができます。
日工公式サイト
このように、日工は水素エネルギー展を通じて、新たな技術を市場に伝え、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを進めていく考えです。