空間オーディオの革命：Kalkulが新アプリ「KALKUL AURA」を発表

空間オーディオの新時代、Kalkul AURA登場

空間オーディオアプリ「KALKUL AURA」

東京を拠点にする音響テクノロジーのスタートアップKalkulが、革新的な空間オーディオアプリ「KALKUL AURA」を発表しました。このアプリは、Spotifyの全音楽カタログを空間オーディオで楽しむことができる新機能「Spotify Spatial Audioプラグイン」を搭載しています。これにより、アプリユーザーはオリジナルの空間オーディオコンテンツと音楽を組み合わせ、まるで自分の周りが音の海に包まれているかのような体験を得られます。

CEO Bartek Kolaczのビジョン

KalkulのCEOであり共同設立者であるBartek Kolaczは、このアプリについて「周囲に飛んでいるスピーカーのような感覚を感じてほしい。従来のスピーカーが消え、イヤホンやソフトウェアが主流になる未来を予見しています。私たちの目指すのはその新しいソフトウェアの創出です」と語っています。

空間オーディオの可能性を広げるこのアプリは、ユーザーに特定の環境に応じた音の体験を提供します。例えば、屋外でのウォーキングやランニングに最適な「OPEN」設定では、周囲の環境音をしっかりと認識しながら音楽を楽しむことができます。自宅やオフィスでは「ROOM」モードを選ぶことで、身近な人との会話も楽しみながら音楽を楽しめます。

3つの音設定と他音混合機能

さらに、ステージを模した「STAGE」モードでは、ライブコンサートの迫力を体験できるのです。ユーザーはアプリ内でバーチャルスピーカーの位置を自由に調整し、自分好みの音場体験を作り上げることができます。

Aruraの新機能の一つとして、Spotifyの音楽とオリジナルの空間オーディオコンテンツをミックスすることが可能です。この独自の機能により、ユーザーは自分だけのパーソナルな音の環境を創り上げることができます。

AURAの革新的な特徴

Kalkul AURAは、iOS用のモジュール方式のアプリとして、ユーザーに対し新しい音響体験を提供します。このアプリの核心は、Kalkulが独自に開発した2次Ambisonic Streamingエンジンで、リアルタイムにユーザーの動きに応じた音響体験を提供します。

「私たちは、メディアの未来は空間的かつインタラクティブなものになると信じています」とKolacz氏は続けます。加えて、アプリはユーザーインターフェースも進化しており、今後はさらなる機能追加が計画されています。

現在のカタログと今後の展開

現在、Kalkul AURAのカタログには東京をテーマにしたオリジナルの空間サウンドスケープが収録されています。また、日本のアーティストとのコラボレーションも進行中で、これから数ヶ月間で新しいコンテンツのリリースが見込まれています。

アプリはApple App Storeから無料でダウンロード可能です。Kalkulは音響体験の未来を切り開く存在として、注目を集めています。詳細や最新情報は公式ウェブサイトやSNSで確認できます。

アプリをダウンロード