三菱重工が中国三門原子力発電所における受注拡大を実現
三菱重工業は、東方電機グループと手を組み、中国の三門原子力発電所向けに4基の循環水ポンプを受注しました。この協力関係は、両社が共に原子力発電向けのポンプ市場での存在感を高めるための第一歩と位置付けられています。
協業合意書の意義
今回の受注は、三菱重工と東方電機との初となる協業の結果です。両社は、原子力ポンプの需要拡大に伴い、このパートナーシップを基盤にさらなる受注獲得を目指します。三菱重工業は、国際的にパートナーシップを展開し、技術力を生かした製品・サービスを提供することで、さらに多くのお客様のニーズに応えていく考えです。
三門原子力発電所とその概要
三門原子力発電所は、中国の浙江省台州市にあり、5、6号機はすでに稼働中の1、2号機、また建設中の3、4号機に続く新たな施設です。新しい発電ユニットは、1215Mwe出力を持つ加圧水型軽水炉「華龍1号/HPR1000」が採用されており、最新の技術が導入されています。
循環水ポンプの役割
循環水ポンプは、加圧水型軽水炉における重要な装置です。このポンプは、タービンから排出される蒸気を冷却し、水に戻す際に使用されます。大量の水を取り入れ、それを復水器に送ることで冷却を行うため、非常に大きなサイズのポンプが求められます。三菱重工業は、グローバルに500基以上の循環水ポンプを供給した実績があり、技術力には定評があります。
未来への展望
三菱重工は、電力市場において価値ある提案を行い、エネルギー効率の向上や環境負荷の低減に貢献していく方針です。今後も国際的な市場での活躍が期待されます。
東方電機に関する情報
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